モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

新仮想ルームと旧仮想ルームの空間印象を比較してみる。

2023-02-17 13:09:10 | オーディオ
仮想リスニングルームの現時点でのデザインがある程度形になったところで、以前に設計した格子と棚を多用したリスニングルームと空間印象の違いを比較してみる。

新仮想ルーム


旧仮想ルーム


格子のリスニングルームの方がそもそも寸法が縦長であるが、それを抜きにしてもだいぶ圧迫感や広さの印象が変わるような気がする。
どちらも現実的には存在しない部屋であるにも関わらず、画像を見るとどんな響きの部屋かなんとなく想像できてしまう。
特に旧仮想ルームの側壁の圧迫感というのが結構感じ易い。実際に狭いというのと膨張色の木の色を使っているのと格子が視覚的主張が強いのでより大きな圧迫感を生み出しているのかもしれない。
そうした先入観が実際の音場の印象にも影響するという研究結果があるのであれば、空間の印象というのも馬鹿にはできない。

無地の空間も作ってみる。

白背景


黒背景


どっちにしろ無地だと空間の大きさ奥行きなどの手がかりが少ないという印象を与えてしまう。
具現化すれば照明の光の当たり方によって奥行きは分かりやすくなるのかもしれないが、ずっと奥行きを感じづらい無地の壁を見続けながら音楽を聴くというのは、奥行きを認識しようとしてもうまく認識できないストレスを無意識に感じ続けるのであまり良い物ではないかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする