シアター用のセンタースピーカーとしてオーディオ駆け出し時代に購入したNautilus805を使っていたのだが、やはり実力不足感は否めなかった。
センターは中域だけだから、小型でもなんとかなると思ってもみたが、
シアター音声の中域という最も聴覚が鋭敏で、鑑賞的に重要な要素が入っている音声を
他よりも小型で下級のスピーカーに担わせると全体のクオリティが落ちてしまう。
しかも実際にはセンター言えどソースに低音成分も結構入っていることに気付く。
フロントの802Dの足をセンターのN805が引っ張ってる感は多少なりとも感じていた。
そう思っていたところで、長年探していたHTM1Dを発見。
B&Wの2世代前で一度だけ発売された、フロア型のセンタースピーカーである。
あの巨大な801Dとの組み合わせでも遜色ないようなセンタースピーカーとして設計され
あまりの巨大さゆえ、セッティング要求が高すぎるがために、
ほとんど売れず、次世代のモデルでは下位モデルしか開発されなかったものだ。
日本での所有者はネット上で公表されているものでは片手で数えるほどもなく、
おそらく日本での流通量は数十台、下手すると十数台程度しかないのかもしれない。
その流通台数の少なさと、後継機種不在により買替え需要が生じないためか、
生産終了後に入手したいと思っていても、
滅多に市場に出てこない。レア物と言い切っていいだろう。
以前より、長いこと出ることがあれば欲しいなと思っていたところ、
今回ようやく出会うことができた。
ほぼ同額で1つ世代が新しいセンタースピーカーを購入することもできたが、
こちらは下位機種のHTM2Dの後継機である。
上位機種のサイズメリットや、中域専用のハウジングを有すること、スタンドが不要なこと、
何より、ここでHTM1Dを見逃したら次のチャンスは何年先かと思うと、迷いはなかった。
それにダイヤモンドの第一世代は低域が比較的鈍重なのだが、
シアター用途なら鈍重な低域の方が量感が出るので、一概にデメリットにならないのだ。

いつもの如くフロア型は苦難のセッティング。
まず、縦横高さ全部大きいので、箱のままだと、どうやっても防音扉の開口部を通れない。
なので、箱を外して薄い布の微妙な養生のまま、ノーガード戦法で搬入せざるを得なかった。

どうにか搬入できるも、スパイクの固定ねじが上手くはまらない。
ホームセンターで同じ規格の少しだけ長いネジを買う羽目に。
まずはゴム足でセット完了。
もう何というか、本当にでかいなこれとしみじみ。

やはりフロア型や大型サブウーファーでマルチチャンネルを組むと
ちょっとやそっとの部屋では収まりきらない。スピーカー間の余裕などまったくなくなってしまった。

HTM1Dの付属のスパイクは高さを調節できるので、それを用いて上向きに角度調整できる。
スパイク付属であることと、もともと本体に上背があり、スタンドが基本不要なことから、
周辺機器のコストがかからず、意外にお手軽(?)だ。
B&W史上最大の横幅であり、センターだけでも存在感たっぷりである。
音もセンターがハイエンドの音になることによって、
システム全体のレベルが著しく向上することを実感する。
センターが他のチャンネルを引っ張っていく構図は非常に頼もしい。(実際の所サラウンドバックの方が素性は良いのだが)
今までずっと2wayセンターを使っていたので大型センターの恩恵をひしひしと感じる。

自宅のシステムも世代が古いものが多くなってしまった。
一番憧れを持ってオーディオをやっていたときに現役だったモデルを
欲しがってしまう傾向はあるのかもしれない。
マランツのセパレートも今となってはかつての機種になってしまっているのだろうし。
ノスタルジックな趣味にはしたくないと思ってはいたものの、
そういった方向に片足突っ込んでいるようで、少したじろいでしまう今日この頃。
センターは中域だけだから、小型でもなんとかなると思ってもみたが、
シアター音声の中域という最も聴覚が鋭敏で、鑑賞的に重要な要素が入っている音声を
他よりも小型で下級のスピーカーに担わせると全体のクオリティが落ちてしまう。
しかも実際にはセンター言えどソースに低音成分も結構入っていることに気付く。
フロントの802Dの足をセンターのN805が引っ張ってる感は多少なりとも感じていた。
そう思っていたところで、長年探していたHTM1Dを発見。
B&Wの2世代前で一度だけ発売された、フロア型のセンタースピーカーである。
あの巨大な801Dとの組み合わせでも遜色ないようなセンタースピーカーとして設計され
あまりの巨大さゆえ、セッティング要求が高すぎるがために、
ほとんど売れず、次世代のモデルでは下位モデルしか開発されなかったものだ。
日本での所有者はネット上で公表されているものでは片手で数えるほどもなく、
おそらく日本での流通量は数十台、下手すると十数台程度しかないのかもしれない。
その流通台数の少なさと、後継機種不在により買替え需要が生じないためか、
生産終了後に入手したいと思っていても、
滅多に市場に出てこない。レア物と言い切っていいだろう。
以前より、長いこと出ることがあれば欲しいなと思っていたところ、
今回ようやく出会うことができた。
ほぼ同額で1つ世代が新しいセンタースピーカーを購入することもできたが、
こちらは下位機種のHTM2Dの後継機である。
上位機種のサイズメリットや、中域専用のハウジングを有すること、スタンドが不要なこと、
何より、ここでHTM1Dを見逃したら次のチャンスは何年先かと思うと、迷いはなかった。
それにダイヤモンドの第一世代は低域が比較的鈍重なのだが、
シアター用途なら鈍重な低域の方が量感が出るので、一概にデメリットにならないのだ。

いつもの如くフロア型は苦難のセッティング。
まず、縦横高さ全部大きいので、箱のままだと、どうやっても防音扉の開口部を通れない。
なので、箱を外して薄い布の微妙な養生のまま、ノーガード戦法で搬入せざるを得なかった。

どうにか搬入できるも、スパイクの固定ねじが上手くはまらない。
ホームセンターで同じ規格の少しだけ長いネジを買う羽目に。
まずはゴム足でセット完了。
もう何というか、本当にでかいなこれとしみじみ。

やはりフロア型や大型サブウーファーでマルチチャンネルを組むと
ちょっとやそっとの部屋では収まりきらない。スピーカー間の余裕などまったくなくなってしまった。

HTM1Dの付属のスパイクは高さを調節できるので、それを用いて上向きに角度調整できる。
スパイク付属であることと、もともと本体に上背があり、スタンドが基本不要なことから、
周辺機器のコストがかからず、意外にお手軽(?)だ。
B&W史上最大の横幅であり、センターだけでも存在感たっぷりである。
音もセンターがハイエンドの音になることによって、
システム全体のレベルが著しく向上することを実感する。
センターが他のチャンネルを引っ張っていく構図は非常に頼もしい。(実際の所サラウンドバックの方が素性は良いのだが)
今までずっと2wayセンターを使っていたので大型センターの恩恵をひしひしと感じる。

自宅のシステムも世代が古いものが多くなってしまった。
一番憧れを持ってオーディオをやっていたときに現役だったモデルを
欲しがってしまう傾向はあるのかもしれない。
マランツのセパレートも今となってはかつての機種になってしまっているのだろうし。
ノスタルジックな趣味にはしたくないと思ってはいたものの、
そういった方向に片足突っ込んでいるようで、少したじろいでしまう今日この頃。