かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

きれいな空気と「濃い緑」の環七を!

2010年06月17日 | 環境
公害患者と家族の会・東京都建設局といっしょに歩いて現地調査をしてきました


環七(西新井~鹿浜区間)は、公害裁判の和解条項で「街路樹の緑化推進」を都が約束している地域です

 ご存じでしょうか?
東京大気汚染公害裁判の和解条項から、ぜん息の医療費助成と共に、環七(西新井~鹿浜区間)など主要幹線道路の「街路樹の緑化」が盛り込まれています。
 環七を行き交うディーゼル車の排気ガスにより、多くの方がぜんそく発作を起こし病院・診療所にかかっています。
環七の西新井~鹿浜区間は、唯一車道が3車線のために、一日の交通量は3万台を大きく超え、大型車の通行も多い区間です。歩道が狭く、緑も少ない「最も劣悪な環境」なのです。そのため、ぜん息等被害を引き起こす浮遊粒子状物質(SPM)などが、基準値の2倍近くあります。
 14日、東京都職員(街路樹を担当する課長など3名)や公害裁判に関わった弁護士、原告やご家族などといっしょに歩いて点検、調査を行ってきました。


はじめに江北保健総合センター(本町2丁目)で自己紹介と交流をしました。


「環七沿いに転居して発症。強い薬のために副作用で、癌になっても抗ガン剤を打つと死ぬといわれた。健康な身体を返して欲しい」(環七綾瀬地域在住原告の中山さん)


「風邪かと思ったら肺がレントゲンで真っ白。療養のため会社も閉め、妻子とも別居・離婚。在宅酸素と投薬で生きている。タバコも吸わず、犯人はディーゼルしか思い浮かばない。環七・尾久橋通りなど都道に囲まれている西新井本町2丁目に転居して、症状はさらに悪化し入退院をくり返すようになった。汚い空気を吸ってきれいな空気にしてくれる緑を沢山植えて私たちのような被害者を出さないように」
(西新井本町 原告の初山さん)


他にも、ぜん息の苦しみを抱え、入院をしたこともありながら、小学校の教員を続けてきた元教員の方など、
原告や患者の方々のふりしぼるような訴えは、心に響きました。

いよいよ歩いての調査開始。
強い雨の中、歩いて42カ所を調査。わずか一時間弱でしたが、のどは痛くなり頭痛も。空気の悪さを実感しました。


街路樹は、高木、中木・低木を組み合わせて植樹する形状が理想的。
これが続けばグリーンベルトとなり、住宅街への汚染大気の流出も遮断されます。高木は、冬でも落葉しない常緑樹が効果的で、クスノキやヤマモモが街路樹として適しています。


でも現実は不十分な街路植樹がたくさんありました。
一カ所づつ都の職員と確認しながら歩きました。
街路マスが埋められて、なくなってしまった場所です。復元、中木植樹を要求


低木が途中で途切れている。改善を要求しました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。