「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

「金は天下の回りもの」

2006年10月18日 | 財政問題

ケチくさい金持ちが増えることは、この日本にとって最悪である。

タレントの「薬丸裕英氏」などのように「庶民感覚を売り」にして活躍するのはテレビの世界だけにして欲しいものだ。
現実の生活では、収入に見合った贅沢をして欲しいのである。

金持ちがお金を使わなくなったら、日本全体が貧困になるからである。
たとえば「クラウン」を買うのを止めて、皆が「カローラ」や「軽自動車」を買う様な世の中にしてはダメなのである。

全世界で例えると「米国」や「中国」が借金を気にしてお金を使わなくなったら....と考えてみたら。
これらの国が日本と同じように「財政均衡」とか「プライマリーバランス」とか言いだして歳出削減をしだしたら...、世界経済はめちゃくちゃになってしまうだろう。

つまり昨今のように、みんなが借金を気にして、使うお金を減らし土地や株を売ったとしたら、国民みんながますます貧困になっていくのである。

日本の金融資産が1400兆円もあったら、それに見合う借金の額になるのも当たり前と考える必要がある。

そして「米国」「中国」にも「プライマリーバランス」云々を主張する御用学者、政治家はいるのだろうが、実際の国家運営は現実路線で行われていることに注目しなければならない。 だから、「米国」「中国」では日本のように経済の縮小を目指すような施策はとられていないのである。

「中国」が発展し、「日本」が沈んでいくということは、どう考えてもおかしいだろう。