「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

「小さな政府」にすべき? ハァ~?

2006年10月18日 | 小さな政府
バブル経済崩壊後、よく耳にするのが「小さな政府」を目指そうというもの。

資本主義経済に特有の、大きな景気循環が起きる中で、「小さな政府」に決めることを無謀に思う。

望ましいのは、

バブル経済時のように、民間が好景気に沸く時には「小さな政府」にする。
つまり公共部門は、最低限の事業を行い、税収が上がっても、来る不況(バブルの揺り戻し)に備えて、財源を温存する。

反対にここ10年のような超不況・準恐慌時には、先行投資的公共事業(電線の地中化、光ファイバー整備、老朽化した橋梁等のメンテナンス、耐震化整備等)を行い、資産デフレを防ぐために土地も先行取得する。』

ことではないのか。

金利が上がって土地の価格が上がってから公共が動くのは、後の世代から見た場合、愚かな行動に思えるはずである。

バブル経済崩壊の際などには「大きな政府=借金を抱えても大きな投資を行う」になることも必要なのである。

つまり、「公」は「民」の裏道を行くべきではないかと思うのである。