衆院18人、参院18人たった36人のみんなの党だが、『日本維新の会』との連携を巡って渡辺代表と江田幹事長の意見の対立があったが選挙は終わっても確執は続いているようだ。『官僚依存の自民党、労組依存の民主党とは違い、真の改革ができるのがみんなの党』だそうだ。自民党ではどうもウダツが揚がらぬからと嫌気が差した渡辺が2009年自民党を離党して発足した。一匹オオカミの江田は無所属だったが渡辺の誘いに乗って参加した。渡辺自身、俺がオレがの独善的な人間だ。一方の江田も元々協調性に欠ける嫌いがある。それ故どこからもお座敷が掛からなかった。ただ一人だと気が合うも合わぬもない、気楽なものだ。江田は地元では不思議に人気があるから選挙には強い。『唯我独尊』これが習い性になっているから渡辺にやいのやいの言われるのは面白くない。腹に据えかねるのだろう。一方の善美も名前は女性みたいだが、これも人並み以上に鼻っ柱が強いから妥協なんぞ大嫌いだ。渡辺アジェンダにとって、江田は”目の上のタンコブ”気になって仕方がない。そこで小党の中での『竜虎相搏つ』の図となる。渡辺は幹事長の江田を更迭するのではないかとのニュースが流れているが、そうなれば江田はタンカを切って離党するだろう。どうせ付いてくるのはいないから、たった一人の旅烏、♪ 西へ飛ぼうが 東へ行こうが とめてくれるな 花すすき これでいいのさ おっかさん 番場宿忠太郎じゃなくて、なァ~江田憲司さん、瞼の母の一節だ。