水島は球磨川河口にある無人島です。
景行天皇が九州を巡幸し、葦北の小島に休息して食事をしようとされた折に、
水が無かったために少佐と申すものが、天地の神々に祈ったところ、冷水が湧き出し天皇に献上出来た。
故にここを「水島と呼ぶ」と日本書紀に記述があります。
工業用水などの汲み上げにより、1955年頃に湧き水は涸れてしまい、故地に石碑が残るのみとなりました。
「県風土記」に球磨の里に「県の乾のかた七里、海中に嶋あり。積さ七十里ばかりなり。名づけて水嶋と曰う」とあるそうです。
水島を詠んだ歌が他にも
「聞きし如まこと貴く奇しくも神さび居るかこれの水島」 万葉集 長田王
「波のうつ水島浦のうつせ貝むなしからに我や成らん」 続後撰集 曽根好忠
島の入り口には龍神様がお祀りしてあります。
島と龍神様を結ぶ踏み石があります。
いろんなところに石仏がお祀りしてあります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます