能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

笹川で生き物観察会

2010年08月24日 | 観察・作業・保全の体験
住んでいる笹川の溜水(たむしゃ)の家のすぐそばで生き物観察会がありました。
用水路の調査です。区長さんに頼まれて地区の代表のひとりとして参加しました。

水生生物に詳しい谷口正成先生が講師となって子供たちに説明します。
「ここは川がない代わりに山の水を引いて田んぼをつくったところです。
 水を溜めるという意味の集落名はそういうことを表しているんですよ。
 先祖の方々のたいへんな御苦労の末にこの立派な村ができたんです。」

もちろん水生生物のことも。「川の虫は自然の姿を現すモノサシです。」
小冊子が素晴らしい出来栄えの解説書で、子どもよりも私が得した気分です。

さて、今日もよく晴れて暑い中、20分ほど20メートルくらいの用水路で網ですくいます。

我が息子は予想通りパンツまでびしょぬれで熱中していました(笑)。

木陰で集まってどんなのが採れたかを観察します。

とにかくドジョウが多い。調査員の方も驚くほどの量です。
「もしトキが来たとしてもここなら生きてゆけるはずです。」

ほかにはコオイムシ・トンボのヤゴ・シマアメンボ・アカハライモリなどいろいろでした。

魚を捕まえて得意気です。こうやってヒゲの有無でコイかフナかを判定します。フナでした。

これから排水路の整備が行われるのですが、ここはホタルがたくさん棲んでいるので
なるべく環境に配慮した工事をするそうです。例えば表面の粗いコンクリートを使ったり、
流れに段差をつけたりわざとよどむところを作ったりするそうです。
家から近いのでこれからもたまに見てみようとと思います。


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