能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

能登 合鹿椀の復元

2010年05月27日 | イベント
大宮静時氏の作品展が「しいのき迎賓館 ギャラリーB」で行われています。
しいのき迎賓館は旧石川県庁で格式の高い古い建物がリニューアルされていました。


合鹿椀(ごうろくわん)は能登・柳田で使われていた古いタイプの漆器です。
能登の山里の日常生活で使われていましたが昭和初めに途絶してしまいました。
その素朴で力強いフォルムは故角偉三郎氏により再評価されたことでも有名です。

木彫師の大宮静時氏は二十数年前に柳田に移り住み合鹿椀と出会って原初的な力強さに惹かれ、
独自のアプローチで復元を目指してきました。今回はその成果を発表する大事な機会。

塗り方の研究から「合鹿塗」という技法も再現し、その木肌や素朴な色使いをモチーフにした
作品づくりにも取り組んでいます。

さらに漆器と土の新しい可能性も示唆しています。


会期は2010年5月16日~30日まで。入場無料です。近くの方は散歩がてらにぜひお立ち寄りください。
復元された数少ない合鹿椀は購入できるそうです。ホンモノは使ってみてこそ、この機会をお見逃しなく!

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