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『ナルニア国物語』プレミア

2006-02-17 | movie/試写会・映画祭など
無理ならあきらめるつもりだったんだけど、
昼休みに武道館に行って引き替えることが出来たので行ってきました。
私は原作を読んでないので、
この作品を映画としていいか悪いかでしか判断出来ないのですが、
あくまで映画に関してなので。
原作とは違うはずだと認識しながら書いているので、御了承くださいね。

で。感想はと言うと、
「うーん…」。

シリーズものの一作目というのは、まぁ踏み切りみたいなもので、
それで全てを判断することは難しいと思います。
ただ、ちょっと急いで描きすぎなんじゃない?というのが正直な意見です。
それぞれのキャラクターがどういう存在なのか、
馴染まないうちに先へ先へと進んでしまって、
もうちょっと余韻だとか、説明があってもいいところにそれがない。
子供には分かりやすいのかもしれないけど、
大人が楽しめない映画なんて、子供だって心底楽しめるわけない。

その点、このアンドリュー・アダムソン監督の『シュレック』は最高だったけど。
ということは、脚本がいけないのか?
それともこれは原作を読んだ人が実写化されたものを楽しむための映画なのか。
誰に見てほしいんだろうか。

たとえば、私がこれを子供の頃に見て思い出に残るかどうか、考えてみると、
ちょっと物足りないなーと思う。
なんか深さが足りないんだ。
とって付けたような危機的状態、兄弟の不和。

むしろはじめの空襲シーンはいらないくらいだ。なんのためにいるんだ?!
全部描こうってのが無理な話で、
どこを訴えかけたいのかを強調した方がいいんじゃないのかと思います。

兄弟にしても、ひとりひとりの描写があまい。
きっと原作はもっと面白いだろうな。
自分で想像出来るから。

指輪物語の人種も入り乱れた世界の壮大さも物足りないし、
ハリー・ポッターの生まれた国の特色を継いでる作風のようなものもないし。
ディズニーは簡単にファンタジー作品に乗りすぎたんじゃないでしょうか。



しかし、試写会自体は今まで観た中で一番派手なプレミアだったかも。
大地真央が飛んでた!!
白い魔女に扮してたわけです。
「ナルニアは我らのものだー。」って叫んでました。
なんでやりますって言っちゃったんだろう。

デヴィ夫人だとかK-1選手数人、琴欧州とか曙とかも来てました。
佐々木元投手が新しい奥さんと子供二人を連れてきてたり。
叶姉妹はいなかった。

来日したキャスト・スタッフは、
ウィリアム・モーズリー、スキャンダー・ケインズ、
アナ・ポップルウェル、ジョージー・ヘンリー、
ティルダ・スウィントン、アンドリュー・アダムソン監督。

ティルダ・スウィントンは白い魔女役ですが、
映画の中ではすごく妖しい魅力が溢れてますが、
実際の彼女は「黒い魔女」のよう。
地味なドレスで、カラスのような雰囲気でした。
私はそのギャップが好きです。
アナ・ポップルウェルの方がドレスアップしてて、
映画の中のスーザン役には見えなかった。

ルーシー役のジョージー・ヘンリーちゃんは
日本語で挨拶しようとして、うまくできずに泣いてしまい、
観客は皆「あぁぁ~。がんばれぇ~」と声を洩らしてました。

タムナスさんのジェームズ・マカヴォイさんが見てみたかったな。

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