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NINE

2010-03-24 | movie/劇場公開作品
ソフィア・ローレン、ジュディ・デンチ、ニコール・キッドマン、ペネロペ・クルス、ファーギー、ケイト・ハドソン、マリオン・コティヤール

出演女優が全員好みな「NINE」。

フェリーニの「81/2」を元にしたミュージカルの映画化ということで、
イタリア+美人で公開までワクワクしておりました。


スランプ中のイタリア人映画監督グイドが、
真実の愛と再起を求めて、
最愛の母、親友の衣装スタッフ、主演女優、愛人、
子供時代に魅了された娼婦、ファッション雑誌の編集者、そして妻、
7人の、彼に関わる女性の間をさまよう。


ミュージカル部分は華やかで、
(特にファーギーの「Be Itarian」とケイトの「Cinema Itariano」)
うっとりとしてしまうし、
60年代イタリアのオシャレなファッションや、
グイドが訪れるイタリア各地の風景も素晴らしいです。

ただ、「シカゴ」のように、背景にショーがあるわけではないので、
ミュージカル映画にありがちな“突然歌い出す違和感”を感じやすい。
イタリアという魅力的な舞台がありながら、
ミュージカル・シーンがコテコテのブロードウェイ・ミュージカルしてて、
不思議な感じ。

それにしても、ペネロペがエロい!
白いレオタード?姿でロープにからまるペネロペ。
女でもよだれが…(「抱擁のかけら」に引き続き)。

ソフィア・ローレンの変わらなさにもビックリしちゃうが、
ジュディ・デンチのおかっぱウィッグもかわいかった。
「生粋のフレンチの私に訊きな~」みたいな歌があって、
「えー?」と思ってしまった。めちゃめちゃ英国人イメージ強いし。

美しいニコール・キッドマンが少しもったいない気がしたな。
他の妖艶な女性陣の中では、立ち位置が微妙にわかりにくかった。
その一方で、妻役のマリオン・コティアールは、
元々はグイドのミューズではあるけれど、
愛人であるペネロペとは対になるような清純な美人に映る。

ケイト・ハドソンは「大人になったな…」。
「Cinema~」のシーンは素敵でした
ファーギーは断トツで歌がうまい!当然だけど。
+色っぽかったです。

とにかく、いろんな美しい女を堪能できる映画。


あ、グイド役はダニエル・デイ・ルイス。
イタリアの映画監督って、女に苦悩するイメージあるね。
ファーギーの娼婦見てて「マレーネ」なんかを思い出した。
イタリア男は、少年時代から女の影に悩まされる。

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