たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

2月の振り返り~酒まんじゅうをつくってみた

2013年04月08日 20時54分21秒 | 一喜一憂

おまんじゅう。
なんて福寿な響きでしょう。

おまんじゅうがあれば世界平和も実現しそうな気さえしてきます。

ところで、日本に昔からあったはずのおまんじゅう。
でも、重曹もベーキングパウダーもドライイーストも出来たのはごく最近。
一体昔の人はどうやってまんじゅうを膨らましていたのでしょう?

と、親世代の人に聞いても重曹止まり。それ以前はずっと謎だったのですが、我孫子の図書館で借りた『手づくりのすすめ』という本に、酒まんじゅうの作り方が載っていました!



ご先祖様は麹のアルコール発酵の力を利用していたのでした!! 
(アルコール発酵とまんじゅうが膨らむ仕組みについて詳しくはこちら→なぜ天然酵母を使うのか
謎はついに解けた!!ドキドキわくわくとにかくやってみよう!!


人肌に冷ましたごはんと糀を合わせて、ぬるま湯を注ぎ、30度前後の環境で2、3日置きます。
保温は発泡スチロールの箱の中で、電気毛布で包みました。すると…


アルコール発酵が始まり、なんとも甘く芳醇な香りがしてきます。
よ~く見るとポコポコ泡が出ています。このポコポコ泡でまんじゅう生地を膨らませるのです。


できた酒種をザルなどで濾します。


濾してできた酵母液を小麦粉と合わせます。


丸めて、30度前後の環境で4~5時間発酵させます。
(と、本には書いてあるけど、そんなに時間かけたっけかな?)


少し膨らんだ?なんか水分が多かったみたいでべちゃっとしてしまいました。
べとつかない程度に粉を足してあんこを包んで


また発酵させます。
オーブンの発酵機能を使いました。


膨らん…で無い?
布巾とかをかけなかったので表面が乾いてしまいました。
失敗かな~と思いつつも、蒸したら…


膨らみました!!


うちの全粒粉を使った自然な小麦色です。美味しそう!
割ってみると…


ちゃんとまんじゅうだー!!感激!!
ふかふかしててとっても美味しかったです!
ちなみに、仕込んでから2日目の酒種を使った方は少し酸っぱくて、3日目の方は蒸したら芳醇な香りだけ残って大成功でした。
今後も要研究です!


←裏表紙。クリックで拡大。
絶賛お勧め本です!!我が家の数あるバイブルのうちのひとつ。

↓目次より
<春>
酒まんじゅう/味噌/コウジ/自家製酵母のパン/お茶/山菜の保存/あくまき
<夏>
豆腐/梅干/ドレッシング/干物/カマボコ、チクワ
<秋冬>
柿酢/醤油/コンニャク/水あめ/麩(ふ)/寒ざらし粉/そば、うどん/しょっつる/つくだ煮/キムチ/ハム、ベーコン、ソーセージ



コメント
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