世界の彼方此方へ行きたい

気ままな旅の様子を綴っていきます

大間で(2014青森no10)

2014-10-26 | 東北

   

 

 お母ちゃんがバスに同乗しての案内になりました。1億5千5百40万円との看板に慌ててシャッター。マグロ一本の競り値。まだ記憶に新しい2013年東京築地での初競り。新春のご祝儀の模様がテレビなどで全国区に。その釣り主がここにお店を開いたとのガイド。さて、1.5億円が漁師さんの手元にはどのくらい残るんだろう。地域や県の漁連そして市場での手数料を引かれて、最後にドーンと各種税金か。 

 大間の街中をバスで巡りながら、あのお宅は〇〇さん〇〇さんと数戸のマグロ御殿の紹介があるのでした。漁期は9月から12月だという。でも、マグロが来なければ釣れないし、誰でも釣れるものではないという。海が相手のお仕事、一年に一本てなお話しも。マグロで生計を立てられる人は少ないとも。一人前のマグロ釣り師になるには10年もの修行が必要、初期投資に多額の資金も伴うとおっしゃっていた。写真のような町営住宅も並んでいます。御殿との隔たりに、うう~んと私は唸ってしまうのでした。 

 

 港に白い漁船が係留されています。マグロを釣る船、他のお魚もいろいろ捕ってくる船、昆布を揚げてくる船もあるでしょう。ニッコニコして港に帰り着く船はどのくらいあるのでしょうか。

 

 昆布は、空き地があればどこにでも干しているのでした。 

 この船に1億円、いやウン千万でいい。そんなおみやげを乗っけて帰れれば・・・・・ 

 平成20年4月に着工したという電源開発kkの大間原子力発電所の建設が進んでいました。以前この建設に海の向こうの函館市が反対しているとの報道を耳にしたことはありますが、まさか現実に建設がこんなに進んでいるとは思ってもいませんでした。福島での原発事故以後、国は「再生可能エネルギー」と太鼓をたたいてその導入を進めようとしている。ところがどうでしょう。「これは事業になる」と多くの企業が飛びついた「太陽光発電」その電気を買うのは以後保留といたします。と電力会社が言い始めたようだ。細かいことはよく分かりませんが、その供給が進みすぎてしまったのか。天候や昼夜の発電量の差が大きくて困るというのか。では原発はいらないといわれては困るからか。その電力会社が購入した電気の売価に、消費者が一部上乗せ負担しているのだという。最後は弱者に持ってくるのか。弱者はやはり弱者でしかあり得ないのか。原子力発電再稼働と再生可能エネルギー。国の電力行政はどうなっているのでしょう。


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