フィヨルドを車窓に見ながら今日のお宿ハシュタに向かいます。まだ17時30分だというのに、空一面を雲に覆われた大地は暗い。 オーロラチャンス3日目の今日もまた無念の涙になるのか。
ホテルの部屋から眺めた夜の港。その時になれば雲は切れてくれるのでしょうか。
出現するかものオーロラに期待を込めて、ホテルからしばらく離れたところに出かけました。噴水の奥、だいぶ雲が薄くなってきた感じ。
オーロラは現れてくれません。仕方なく星空を写したり、夜灯りの街にシャッターを切るのでした。そうなんですよ。晴れていても気分が乗らないと輝いてくれないのがオーロラなんですって。雲があればもちろんダメ、晴れていてもだめでは取り付くしまがありません。
ようやく出会いがありました。わずかにオーロラの影。とにかくオーロラを見たことになるのでした。
いくら待っていても、残念ながら下に向かってまっすぐ伸びるこの姿しか表現してくれませんでした。いずれにしてもオーロラを見たということにはなったのです。「もうだめだね」とホテルに引き上げシャワーを使っていたら、電話のベルが鳴った。翌朝聞いてみると添乗員から「オーロラ出てますよ」との連絡だったという。残念ながら観察を逸してしまったそのオーロラはどんな姿だったのでしょうか。