フィンスネスを出てギスン海峡を通過してトロムソに。なるほど地図を見ると狭い水路を船は走って来たのだ。そしてトロムソは小さな島だ。でも飛行場がある、さすが北極圏の都というだけのことはある。
人口約7万人北極圏最大の都市「トロムソ」にやってきました。 ノルウェーでのオーロラ観測の聖地と言われているそうだ。一日中真っ暗なんだからいつ出現してくれてもいいと思うのに、恥ずかしがり屋さんは、24時間時計の22時ころにならないと姿を見せないのだという。なんでかな。
オーロラが出れば、皆ここに集まってくるでしょう。でも、まだ14時では、オーロラは熟睡中だ。
暗闇の中を観光して歩く船会社企画のツアーに参加する人たちを乗っけてくれるバスが待っています。北極圏の自然を紹介する施設や水族館・教会などを回るコース。
私は、不参加を決め込んで雨に濡れた街に出てみました。
約2か月続くという極夜。天気の良い日の日の出のころは少し薄明かりがあるようですが、24時間暗い日々の生活ってどうなんだろう。現地の皆さんはそれなりに体内時計が機能しているでしょうから、何でもないのかもしれませんが・・・反対の白夜というのもある。夏至を挟んで前後1か月だという白夜。これも我はいつ眠ればいいのか、困るだろうけど体験してみたいものだ。
探したわけではありませんが、たまたま目にこの教会が入りました。後日調べてみたら「トロムソ大聖堂」"世界最北の"プロテスタント大聖堂(カテドラル)と書いてありました。我がグループの観光コースに入っている教会ではないようです。
これだけはどうしても探し出したかったのです。 あの探検家「アムンゼン像」イギリスのスコットと南極点到達を競い、スコットより1か月早い1911/12/14に極点に到達した男。その後北極点も制覇し、両極点へ歩を残した人類史上初の人物となったという。偉人のお顔が見えない。フラッシュを焚けばよかった。元来フラッシュ無しの習慣が災いしてしまった。それにしても怖かった。像の周りはツルツルのデコボコ氷。雨に濡れているからなお滑る。最後にはハイハイして脱出しようかと思案に暮れたほどでした。
お高いビールだけどビンを飲もうか。なんて言ってたらウェーターがこんなにいっぱい持ってきてくれた。
いっぱい持ってきてくれたのに、私はこの黒ビール330㏄をたった1本に決めた。ちなみに帰国後口座から引き落とされたお値段は1449円。生ビールもワインも高い。旅の前に友達から聞いていた「お酒は高いよ覚悟して」と。福祉国家と言われている北欧の国々、ノルウェーでも消費税(?)は25% 現在の若者が老後年金はどの位貰えるのか分からないといっているどこかの国と違って、貯金がなくても老後を平穏に過ごせるという国。私たちも25%お支払いして少しは貢献できたでしょうか。
このオーロラベルトの中でオーロラは見えることになっているらしい。しかし、オーロラを観に行ったけど「見えなかった」という話もよく聞いた。そんなことにならないよう祈るばかりなのです。