世界遺産アイト・ベン・ハドゥ（2016モロッコno20)

 

　モロッコで４つ目の世界遺産「アイト・ベン・ハドゥ」の見学です。この村を「地球の歩き方」では次のように紹介しています。・・・いわゆる日干しレンガ造りの古い「クサル（要塞化された村）」のひとつである。特別な史実があるわけでもない。ただ、その現実離れした不思議な風貌は、迫力ある空間芸術といってもいいほどで、とにかく壮観だ。・・・

　お弁当をいただいて、この橋を渡ると1987年に世界遺産登録されたその村です。この橋ができたのは数年前だといいます。以前には川の中を歩いての観光だったと聞きます。

　なるほど、川の中を歩いている人たちがいます。川には、渡りのための置石が並んでいるようです。  

 

　この村、かっては80世帯余の家族が生活していたようですが、現在では５世帯だけだとガイドさんの説明。ほとんどの人たちが対岸にできた新しい村に移り住んでいるとのこと。では、この遺産を誰が維持管理しているのだろう。５世帯ではとても不可能でしょう。村が国が手を差し伸べてあげなければ遺産の村が崩壊しかねない。 

  

　山頂に向かってどんどん歩きます。そこには戦いのため籠城に備えての食糧庫がただひとつ。

　山の上の穀物倉庫がこれ。壁面に開いている窓を銃眼というそうです。この窓からバアーンと・・・敵を攻撃。