これなんでしょうか。教えてもらうまで分かりませんでした。世にも珍しいぶどう畑なのです。こんな風景が山の斜面にまでどこまでも続くのでした。
うれしいことに、ここでもワイナリーに立ち寄るのです。
この小さな木でどの位の収穫を得られるのでしょうか。過酷な環境の中でのぶどう栽培、深い穴を3~4m掘って、といってもぶどう苗の根がようやく入る程度の口径だといいます。何を使って掘るのか、なぜ掘るのか、いくつかの質問にも理解できる回答を得られませんでしたが、多分根を深くまで導いてあげなければ、年間降水量が130mmの大地で生きていけないのかな・・・と、勝手に答えを出してみたんですが、さて正解は如何に。
まわりを囲むこの石積み、アフリカ大陸モロッコの砂漠から吹き付ける風を防いでいるのだそうです。この石囲いの中に1本植わっているだけですから、絶句してしまいます。そんなぶどう、なんと100年を超える木もあるといいます。長生き100年ぶどう、どんな樹形をしているのか、見せてもらいたいものです。
ワイナリーではお決まりのティスティング。ここのワインは甘くなくって絶品。多くの方が購入されるのでした。地下には熟成中のワイン樽がいっぱい。
棚仕立ての試験圃場でしょうか。でも、平場では出来ないようだ。風防止のために、こうして石垣で囲ってあげなければ生産に結びつけられないようでは、コスト高でこの方式の栽培は無理かも知れない。