ワシントンからボストンまで730kmを結ぶ高速鉄道 特急列車への乗車です。730kmといえば新幹線で東京から岡山(733km)青森(714km)こんな距離感だ。アムトラック社の起死回生をかけてフランスのTGVの技術をベースにして製造され、2002年に運行が始まったというアセラ・エクスプレス。
地下駅から出発した列車がトンネルを抜けるとマンハッタンのビルが次第に遠ざかっていきます。
ときどき大西洋が窓辺を行き過ぎます。ヨットが数多く目に入るこんな風景がしばらく続くのでした。ヨットの国際大会「アメリカズ・カップ」は、ここロード・アイランド州で開催されるとのことです。
軽い食べ物やドリンクをいただけるスペースがありました。
ワシントン始発だったこの列車は本日満席とのこと。シートは4列でゆったり。スピードはあまり出ないのに、よく揺れてくれます。ニューヨークからボストンまで 370kmを約3時間30分で走ります。この時間を新幹線「のぞみ」に乗れば、東京=福山間790kmも走ってしまうのに、アセラの最高速度は240kmといいますが、平均時速になると110km/hだという。何でも線路が高速運転に耐えられないところが随分あるらしいし、車両事故もたびたびという。線路も車両も運行システムもトータルで鉄道先進国日本の技術を使えばよかったのに。
ほぼ定刻通りにボストン南駅に到着。構内の週間天気予報では、現在18.3℃ 明日は晴れのち雨のマークかな。このあと華氏から摂氏への換算方法の勉強をすることになるのです。
まもなくホテル到着。重厚な建物が並びます。星条旗がはためく建物は市民図書館。ここボストンは、イギリスからの移民の町として栄えたそうです。そして独立戦争を経てアメリカ発祥の地としても有名だといいます。はてな、フィラデルフィアでもアメリカ発祥の地と聞いたはずなんだけど、私の聞き違えだったかも、どっちがどっちなんだろう? まあいいや、お互いわれが我がといいたいでしょうから。