過日(6月22日)野球観戦に長野へ出向きました。
我が家から中央道・長野道を走って球場までは約2時間。途中姨捨サービスエリアでひと休み。ここから眺めると手前に千曲川、彼方に長野市を望む「善光寺平」今の名称は「長野盆地」というそうですが、私の年代は、いつになっても善光寺平なんです。ここを通過するときどうしても車を止めてその平らを眺めたいんです。
少々「善光寺平」について書いてみますと、長野県人なら誰でも歌える県歌「信濃国」に「松本・伊那・佐久・善光寺四つの平らは肥沃の地」と唱われています。山国信州のなかの貴重な平野の一つがこの長野盆地なんです。
球場は、四方を山に囲まれ緑がいっぱいの中、長野運動公園の一角にあります。写真は1塁側外野席、そうですジャイアンツ応援団の席に向かう長蛇の列。
オリンピックスタジアム。名前のとおり、この球場は1998年(平成10年)冬季オリンピックの開・閉会式の会場となった思い出深い地なんです。
もう14年も前になるんですね。思い出もいろいろ、思ってもみなかった女子モーグルで里谷の金メダルに始まった競技。スケート500mの清水選手の優勝はもちろんですが、何といっても白馬の雪の舞う中で戦われたスキージャンプの団体戦。前半戦の4位から駆け上がってきた日本チームの最終ジャンパー船木選手の飛翔に向けて「船木~」と、絶叫した原田選手の姿が忘れられません。 その原田が4年前のリレハンメルオリンピックで金メダル確実と思われたときの最終ジャンパー。それが失敗ジャンプに終わり銀メダルに転げ落ちてしまったのでした。そんな歴史が頭をよぎる中での金メダル。日本中が歓喜に浸ったときでした。
まもなく始まるロンドンオリンピック「胸わく」の時を私たちにもたらしてくれるでしょうか。
「なでしこjapan」がいるじゃないですかとおっしゃいますか。
セパ交流戦も8年目。もっかパ・リーグ7連勝中でセ・リーグ球団は形無しの惨めさ。
今年はジャイアンツがその鬱憤を晴らしてはくれましたが、巨人が負けることに生きがいを覚えるアンチジャイアンツ派の私にとっては、何と言っていいものやら。
スタンドに入った正面に誇らしげな優勝カップが、その隣には、優勝賞金5千万円也と書かれたボードを持った巨人ナインの記念撮影。「1,2枚撮したら先に進んでください」といって追い立てられる、私もその中の一人でしたがロープが張られた通路に並んでのせわしい撮影でした。