S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

器の大きい人は酸いも甘いも知ってる・・・

2008-09-04 16:33:57 | Weblog
少し、暑さがぶり返して、湿気が街を包み込んでいる。
それでも夏はもう終わろうとしている。

本を積み重ねたなかから三島由紀夫と川端康成の往復書簡を引っ張り出して、読んでいる。

三島由紀夫は本当に川端康成が好きだった。
三島由紀夫が手紙の中で、川端康成に文学を熱く語っている情熱はハンパではない。

文章が少し硬いので読みにくさもあるけれど、おもしろい。


のぶてるさんより、よしずみさんの方がずっと人間的に好きだなあ・・・・
のぶてるさんは、道路公団民営化の時に、信用ができないタイプだと思った。

今の政治家で、表も裏も大きい人はなかなかいない・・・

わたしの死んだ父は田中角栄が、とても好きで、わたしによく田中角栄のたたき上げの人生を話していた。
人間には表も裏もある。
ましてや政治の世界は裏側がとてつもなく深い闇だろう・・・
そういうものをひっくるめて、好きになれる政治家が今はいない。

わたしにとって魅力的な人は、器がでかい人。
器の大きさは、やはりにじみ出てくるのでわかる。

三島由紀夫も好きだけれど、それは人間的にというより、小説家としての魅力。
三島由紀夫の文章は、安っぽくない。
芸術的だと思う。

そんなことを考えながら本を読んでいると、夜はおそくなって、ベッドの周りは、本が積み重なって、歩行困難な老人の部屋のように散らかってくる。