かみさんが
石森楽器で
David Sanborn
のクリニックが開催されることを発見!
石森楽器は一流の管楽器リペア職人をかかえていて、
国内外の多くの管楽器プレイヤーが調整を依頼しています。
私もサンボーンに憧れてピアノからサックスに転向したときに
石森楽器でサックスを買いました。もちろん、アルトのMark6です。
クリニックに行く前に東中野の
大盛軒で鉄板麺(鉄板焼+半ラーメン+ライス)を。
いつ来てもここの鉄板麺は美味しくてボリウム満点です。
そして会場の石森楽器へ・・・
熱心なファンが既に2時の開場前から行列。
開場時刻になって地下のスペースに入場。
この至近距離でサンボーンの生音が聴けて、クリニックが受けられるなんて・・・
<クリニックの内容>
最初はサンボーンの音に対する考え方を話してくれました。勿論、通訳付。
凄く繊細なことを言っているなあと思ったのが・・・
「音のイメージを例えば水面に花が落ちて、波紋が広がっていくような」
「リードの繊維が夫々別々の周波数で振動して」
「プレイに専念するためにサックスの調整が大事でリペアマンとの信頼関係が重要」
「石森さんにしか私の楽器は触らせない」
とか・・・とにかくとても音や楽器に対してものすごい神経を使っているなあと思いました。
吹き方については、
「喉を煙突のように考えてそこからサックスに抵抗なく息を入れる」
「子供の頃に病を患って、リハビリのためにサックスを始めたので、
なるべく抵抗が無い状態でサックスを吹こうとして今の吹き方になった」
これはサンボーンファンなら皆知ってる吹き方。
普通、サックス教本などでは、「アゴをしめろ」と書いてありますが、
サンボーンはアゴをあげてストラップを目一杯上にして吹いてます。
サンボーンはその吹き方の方が自由度が高いと言っていました。
音はやはり素晴らしかったです。
昔ジャズのプロの人が私に「サンボーンの音はマイクとエフェクターなんだ」
と言っていましたが、それは真っ赤な嘘。
この耳で生音を目の前でしっかりと聴きましたが、あのサンボーンの音でした。
サンボーン好きのかみさんは大感動してました・・・私も感動
私の質問は:
(1) マウスピースの螺子を演奏中にくるくる回してるのは何故?
(2) 下唇は内側に巻いていないのは何故?
(1)の答えは、
「マウスピースは後ろの螺子だけを締めて前の螺子は殆ど締めていない」
ということでした。
「より多くのバイブレーションが出るようにするためだ」ということでした。
これを聞いて分かりました。前の螺子は多少は絞めていてその具合を
演奏中に調整することでバイブレーションの調整をしているんだなと。
(2)の答えは、
「フレキシブルに演奏できる。巻き込んだらかなり固くなるし無理がある。」
そう言って、二つの吹き方の違いを私を見ながら延々と演奏してくれました。
サンボーンの音はずーっと私には理解のできない(どうしてあの音がでるのか?)
音でしたが、謎が解けてきました。
次回もしもクリニックがあったらファズトーンの楽な出し方を聞こうと思います。
来年もまた来て下さい。
サンボーンのクリニックの後はかみさんと丸の内でショッピング。
イルミネーションが綺麗で綺麗で・・・
この界隈、まるでアメリカの大都市のようです。
クリスマスツリーがかなり綺麗で一枚撮影。
ショッピングの後は四ッ谷に移動。
ジャズ喫茶 いーぐるでバーボンタイム。
かみさんとサンボーンのことを話しながらバーボンをぐいぐい・・・
かみさんは食べたかったミートパイが終わっていてちょっとがっくりしてました。
年末までにまた行こうね・・・