江戸時代に浦賀にペルリ(ペリー)が来航したとき、
「たった4はいで夜も眠れず」という狂歌が生まれた
のは有名な話ですよね・・・
蒸気で動く真っ黒な外国の船が4隻来航しただけで
幕府はびびりまくったんでしょう・・・
で、下の大きな写真は、
たった1本であの世にいけるドクツルタケです。
こいつはカサが開く前はまるで純白のマッシュルームのようで、
おもわずオ 寒さんに、「これシチューにしたらいいですよ!」
と言うと、「1本で死ねますよ」と一言・・・
美しいものには毒があるというけれど・・・
キノコが怖いのは死んでしまうまでにかなり苦しむものが多いこと。
キノコ狩にいかれる皆様、絶対、専門家が必要です
ハナイグチとヌメリイグチの幼菌です。
これもヌメリイグチです。
写真右はオ 寒先生(とうとう先生!?)のご登場を期待して・・・
写真左はかみさんがはまりにはまっているハナイグチ。
裏側が黄色いので最初は毒だと思っていたらこれは極上のキノコ。
かみさんはこれを採りたくてキノコ狩にいくようなものです。
写真右は山ぶどうです。
この木は倒木だったのでこうやって写真が撮れます。
普段はとても高いところに成っているので採れないとのこと。
そして、いつもいつも期待を裏切らないヌメリスギタケモドキ。
私はこのキノコを使ったキノコ汁が大好きなんです。
まるで実のように、普通に木に生えているのが未だに不思議です。
こんな高いところに生えている場合、何も無しでは採れません。
ちょっと逆光(補正する暇も無く撮影)なので見づらいですが、
写真左にあるように、高枝ばさみのようなものに小さいカマがついた
オ 寒さん自作のツール(悪魔君という名前だそうです)と網が必要なんです。
悪魔君の刃先でキノコの茎を切り、落下したところを網でキャッチする。
まるで虫でも採るような感じです。
写真右を見ると、沢山のヌメリスギタケモドキが入っているのが分かります。
話は変わりますが、私のかみさんは「千と千尋の神隠し」よりも、
「もののけ姫」が好きだと言ってました。
その「もののけ姫」に出てきた白いマッシュルームみたいで
首をかたかた鳴らしてたキノコみたいな森の精を
覚えてらっしゃいますでしょうか?
私、下の写真のキノコを見たときにふとこの森の精を
思い出していました・・・ヌメリスギタケの幼菌のようです。