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「謙虚に中国に学ぼう。・・・」にお寄せ頂いた感想

「謙虚に中国に学ぼう。・・・」にお寄せ頂いた感想

 先日の日中友好ネットに掲載の「謙虚に中国に学ぼう。目を覆うコロナ対策日本の後進性。」をご覧いただいた方から感想をお寄せ頂きました。

(吉川淳子さんからのお便りの)日中友好ネットへの掲載ありがとうございます。
3年前ピョンヤンに初めて行った時、自分が資本主義社会しか知らないんだということに気がつきました。
もし本当に謙虚に隣国のことを学んだら、日本は良くなっていくだろうと思います。 (井上郁子)


全くその通りですね。アジアに学べば日本の未来は明るく、敵対すればお先真っ暗。(古賀滋)


まったく同感です!
こと「中国」に関する事になると、マスコミ、社会ともまったく“思考停止”になってしまうのは実に恐ろしいことです。「反中世論」彷彿のきっかけになった「尖閣での漁船追突事件」の時も、図体も、速度も桁違いに大きい巡視艇に、ボロボロの木造船が突っ込む??日中平和条約締結時、「外交の智恵」として褒めそやし、すべての新聞で大々的に報道していた釣魚台(尖閣)問題の“棚上げ論”を平然と“無かったこと”に、“領海侵犯”を日々宣伝するマスコミ?「ウイグル族(ついでにチベット族も)」の人口が増え続けるのに、「ジェノサイド」?アメリカが“確実な証拠がある”と吹聴しながら、未だその片鱗さえ明らかにしていないにも関わらず・・・・そう言えば「コロナ武漢流出説」の時も同じく“確実な証拠がある”とさんざん言っていましたね・・・
正直、ちょっと考えれば分かりそうなことなのに、「排外主義」の恐ろしさは正にこれに尽きます。
「辺野古」や沖縄での米軍基地や自衛隊駐留を「中国が侵略したらどうするのか?」という小学生レベルの認識で肯定してしまう世論の恐ろしさ。
日本社会の「対立軸」が「右翼」対「左翼(平和勢力?)」ではなく、「反中排外主義」対「国際(知性)主義」であると実感します。(墨面)
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謙虚に中国に学ぼう。目を覆うコロナ対策日本の後進性。

謙虚に中国に学ぼう。
目を覆うコロナ対策日本の後進性。


 中国で医療翻訳のお仕事をされている吉川さんのお便りをご紹介いたします。吉川さんは井上さんのご友人で昨年から日本のコロナ禍にあって度々貴重なお便り資料をお送り頂いております。井上さんとは「『アジアから問われる日本の戦争』展」や、朝鮮学校への差別なき無償化適用を求める「火曜日行動」で共に活動する友人です。
 4月25日3回目の緊急事態宣言が発出されました。1年たっても克服の目途が立たない日本のコロナ禍。日本はいったい何をしているのか。
 中国は3カ月でコロナを克服し経済のV字回復を成し遂げた。中国批判や中国の悪口を言っている場合ではない。謙虚に中国に学ぶべきです。現実を直視できず日本の後進性に目をつぶっていては日本の衰退は必至です。私はここでも日本の発展のカギとなるのはやはり日中友好だと思います。(伊関)

ご無沙汰しています。

大阪で新型コロナ感染が急拡大しているので、大変心配しています。

さてこの度、今年2月に中華医学会呼吸器病学分会と中国医師協会呼吸器科医師分会から発表された
『中国成人COVID-19の診療と防疫指針』を翻訳しました。何人かの先生と日本感染症学会にメールでお送りしました。感染症学会の提案で、HPには中国の原文にリンクを公開し、和文が必要な人から連絡があれば学会の事務局が配布してくださることになりました。
https://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=31

この指針は、エビデンス医学の立場から現時点までのCOVID-19への認識や対策を整理し、武漢から始まる中国での経験や、社会防疫の方策などにも言及した、中国本土で最も権威のある豊富な内容となっています。

感染症パンデミックでは、医療だけでなく、社会全体でどう戦うかが、みんなの生命を左右します。
この点、中国では先端的なITなどと人海戦術を結びつけて、一人ひとりのやる気をうまく組織できたなあ、と思います。

すでに破綻しているオリンピックに汲々として人民の生命を顧みない日本政府には強い怒りを覚えます。

一人ひとりの生命をどう守るか、ほんとに自衛するしかなくて大変だと思いますが、
極力外出を避けて、感染しないように注意してください。

(略)

お元気で旅行に行かれたとのこと、よかったです。
郁子さんと行った旅行のことを思い出しています。

「友人とのおしゃべりや”移動”そのものにとても癒されました。」
まさしくそうですね。
新型コロナ情勢下で、人と会っておしゃべりしてごはん食べることも、どこかに出かけることも推奨されなくなってしまいましたが、人間の基本的欲求ですよね。

中国では外出が制限されたのは正味3か月くらいで、去年の5月ごろからは市内なら大体自由に行けるようになりました。初めて外に行った時は、土を見ても樹を見てもうれしかったです。
だから日本やほかの国で、1年以上も断続的に外出が推奨されない、感染のリスクがあるというのは大変つらいと思います。

中国は感染症との戦いの歴史が長いからか、「with コロナ」という考え方はなく、ゼロになるまで徹底的に検査、隔離するので、外国からきた変異株が広範に広がったことはありません。
また「後遺症(long COVID)」についても、第一波の時の経験が主ではないかと思います。

人の社会にこんなに広く蔓延し、あちこちで変異を繰り返し、また社会的対策や医療崩壊の有無によって感染力や致死率が変わってくるウイルスなので、世界各地の経験をたえず共有してはじめて太刀打ちできるのではないかと私は思います。

先日『新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン(試行第8版修訂版)』が発表され、翻訳中です。
これはPDF公開OKだと思うので、できあがったらお送りします。

(略)

中国は1日に1000万人近いペースでワクチン接種が進んでいます。
南京では不活化ワクチンになるそうで、効き目はファイザー製ほど高くはないと思われますが、昔からの製法のワクチンなので安心感があります。私も接種会場の問診のボランティアに応募しています。

国内の市中感染がほぼない、あっても短期間で制御、
国民の大多数がワクチン接種すみ
という条件がクリアできつつあり、冬季オリンピックも開催できるのではないでしょうか。

日本とくに関西はこれからしばらく大変だと思いますが、
気をつけてお過ごしください。

            吉川淳子
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中国の発展は大河のようだ ~自信に満ちて悠然と着実に~

中国の発展は大河のようだ
 ~自信に満ちて悠然と着実に~

(「これからの中国の歩み」オンライン勉強交流会に参加して)

 4月14日、中国駐大阪総領事館主催のオンライン勉強交流会に参加しました。勉強交流会はNPO大阪府日中友好協会の呼びかけで開催され約100名の方々が参加されました。「これからの中国の歩み」というテーマで、中国駐大阪代理総領事 張玉萍氏 のお話を伺いました。

 私は、「米中対立」「新冷戦」「人権外交」と昨今の喧騒を大変憂慮しておりました。ところが、お話をお伺いしていて、大騒ぎをしているのは一方的にアメリカと日米のメディアの側だけなのではないかとの想いを強くしました。張玉萍氏はおっしゃいました。「コロナ禍の状況を見てもわかります。」「強権政治、冷戦思考、一国主義、保護主義に世界は耐えられないのです。」と。そして、対米関係については「過去半世紀、中米関係は改善発展しました。」「改善発展のもとでは中米両国民は利益を得ました。」「中国は、中米関係を相互尊重、平和、安定、繁栄、建設に向け正常化するために努力します。」と。中国はアメリカと同じ立ち位置でアメリカと対立競争しようとはしていないのです。中国は人類の生存を守るという立ち位置から対米関係を処理しようとしているのです。だから「米中対立」はすれ違いで衝突できず、「新冷戦」は異次元間で成立せず、「人権外交」も暖簾に腕押しに終わるのだろうと思いました。このことに気づいた私は、中国の方が一段格上でなんだか頼もしく感じた次第です。同時に一方的に大騒ぎをするアメリカと日米メディアのみを軽信すると、日本の未来に禍根を残しはしないかと心配になりました。

 具体的に新疆ウイグルの人権問題について。「ジェノサイド」はフェイクニュースであり、新疆におけるウイグル族の人口は2010~2018年に25.04%増加しており、漢族の2.0%を大幅に上回るとのことです。また収容所もウソで、再教育(職業訓練)学校があり、写真を示して説明をされました。その中で美容師さんの練習風景が印象的でした。そして、うそを見抜くにはどうすれば良いかということで次のように話をされました。「毛主席は『ナシの味を知りたければナシを食べればよい』とおっしゃいました。コロナがおさまれば是非新疆にお越しください。新疆を見てください。」と。また、香港の選挙制度改革について愛国者による香港地区統治の解説をお聞きしました。解説のなかで、香港民主派デモ隊に抗議し中国国歌を歌い、デモ隊に暴行をうけ顔から血を流す青年の写真が強烈なインパクトとして残りました。海警法の解説では、中国海警の警備船とベトナムやフィリピンの警備船との共同訓練の写真に目が止まりました。

 9つのテーマにわたりお話がありました。できれば次の機会に詳しくご報告したいと思います。今年は中国共産党が誕生して100年にあたるという話を冒頭にされました。「中国共産党は人民の幸福のため奮闘し、党創建100年にあたる2021年に中国の小康社会を実現します。そして、新中国誕生100年にあたる2049年、中国は強く豊かで、民主的、文明的で調和のとれた美しい社会主義現代化国家建設を実現します。」と話されました。

 今回のオンライン勉強交流会を通じて、私は中国の発展は本物であり「米中対立、新冷戦、人権外交」も流し去る大河のように自信に満ちて悠然で着実だと思いました。勉強交流会を終えて「日中友好無くして日本の未来は無い」との想いを強くしました。 (伊関 要)
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アメリカのウソ宣伝にだまされるな!・・「新疆(しんきょう)でジェノサイド(大量殺りく)」?

アメリカのウソ宣伝にだまされるな!・・「新疆(しんきょう)でジェノサイド(大量殺りく)」?

 アメリカは、中国政府が新疆のウイグル人に対して「ジェノサイド」(大量殺りく)をやっていると非難している。来年の北京の冬季オリンピックパラリンピックをボイコットしようという話までだしている。
 日本の中でもこれに乗った話をする評論家が出てきている。果たして真実はどうなのか?
 軍事評論家の田岡俊次氏が客観的な立場でネット番組「デモクラシータイムス」で解説しているので、大まかな要約をのせます。

 新疆のウイグル人はイスラム教がほとんどです。民族的にはトルコ系です。新疆には漢族がたくさん入ってきて、大きな企業を作り経済活動の中心をになっています。ウイグル人は中国語ができない人が多く、企業に就職できず、漢族とウイグル人の間には大きな経済格差があります。ウイグルの人たちの仕事は肉体労働とかベッドメイキングのような仕事がほとんどです。ウイグルの人が不満を抱くのは当然ともいえます。
 そういう背景があって、ここはかなり前からテロリストの温床になっています。新疆はアフガニスタンと国境を接していますが、パキスタン北部やアフガニスタンのイスラム過激派とつながっています。

 通行人をひき殺しながら天安門へ突撃して自爆したり、昆明駅頭では青竜刀で37名を惨殺したり、イスラム過激派による多くのテロ事件が発生しています。シリアのIS(アイエス、「イスラム国」)にウイグルから100名くらい、ほかの過激派へは約5000人が参加しています。最近までアメリカは中国に対して、ウイグルから中東へテロリストが流れ込んでいるから取り締まってくれと要望し、CIAやFBIが新疆へ行って中国とテロ掃討の共同作戦を話し合ったりしています。アメリカは2020年の11月まで、新疆の「東トルキスタンイスラム運動」を「テロ組織」に指定していました。なぜ去年の11月にテロ指定を解除したのか?中国政府がテロリストと戦っているという話になると「ウイグル弾圧」を宣伝できないからでしょう。
 最近、中東のISが壊滅状態になり、中東で活動していたテロリストが新疆に帰ってきています。彼らは旅券法違反などで逮捕拘禁されています。もう一つ、彼らの影響を受けやすい人たちがその影響を受けないようにする取り組みもやっています。中国政府はウイグルの人たちを貧困から脱出させることがテロを根絶する道だと考えています。学校を作って、就職できるように中国語を教えたり、仕事を教えたりしています。中国共産党の政策も教えていると思います。学校は全寮制ですが、週末には帰宅することができます。アメリカなどはそこを「強制収容所」とか、「強制労働」と表現していますが、それはちがいます。
 学校の周囲は鉄条網でおおわれていて、一見、刑務所のように見えますが、週末には帰宅できるのですから刑務所ではありません。鉄条網でおおっている理由は、これは私の推測ですが、イスラム過激派は学校教育を否定していて、学校を襲撃の対象にします。アフガニスタンやアフリカでは学校を襲撃したり何百人という生徒を連れ去る事件が起きています。テロリストの襲撃から生徒を守るためだと思います。
 中国はもともと少数民族には手厚い保護をする国で、最近まで行われていた「一人っ子政策」は漢族だけで、少数民族を対象にしたことはありません。大学受験では少数民族には加点して入学しやすいようにし、公務員や議会の議席も「少数民族ワク」を設けて、実際の人口の割合以上の数を保障しています。 裁判や公式文書では少数民族の言葉と漢語を併用するのが原則です。
 アメリカやNATOがコソボ紛争でユーゴスラビアを空爆したときは、「民族浄化」をやっているという広告会社の宣伝を流しましたが、後になってその広告会社の社員は、アメリカやNATOを引き込むためのウソだったと白状しています。実際「民族浄化」の痕跡は何一つ発見できませんでした。今回の「新疆でジェノサイドが行われている」という宣伝でそのことを思い出します。
 アメリカはイラクに「大量破壊兵器がある」と言って侵攻しましたが、実際には何もなかったことは世界中が知っていることです。
 私は、世界のどこか中立的な国の調査団が新疆に入って調査報告するのがよいと思います。
(注・下線部分は、報告者が挿入した文章です。)
参照・「田岡俊次の徹底解説」(ウイグル「ジェノサイド」問題にコソボの影~国際諜報戦が始まった?2021年3月28日)
・「田岡俊次の徹底解説」(トランプの中国たたき~コロナと新疆2020年5月27日)(報告いんば)
 
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戸田ひさよしさんからのご意見 「新疆でいったい何がおこったのか」をご覧になって

戸田ひさよしさんからのご意見
「新疆でいったい何がおこったのか」をご覧になって


 昨今の「右派や中間派はもとより、ほとんどの左派も含めた『中国悪玉論調』は非常に良くないものと思っています。

 いわゆる「ウイグル問題」を論じるには、「米欧育成したIS(ダーイッシュ・アルカイダ)問題」=「残虐極まりないウイグル人の反共傭兵問題」・中東問題を視野に入れて考えないといけないと思ってます。

 私は「パレスチナ」、「中東」、「シリア」等の方面に強い関心を持ち続けてきました。
「国家政権や集団への判断基準」は、「その政権や集団がパレスチナ解放にどのような立場・行動を取っているか」を基にして考えるのが一番妥当だろうと思っています。

 「西欧的民主主義国家」であるかのようなイメージで飾り立てながら、その実態は史上最も邪悪で狡猾で凶暴で理不尽な「シオニスト支配の永続的侵略主義国家=イスラエル」による侵略攻撃にさらされ続ける中東地域の「前線国家」や「前線集団」が多数存在します。

 一方、アルカイダやIS(ダーイッシュ)は西側報道では「イスラム教過激派」と称されていますが、米帝やイスラエル、サウジアラビアなどから多大な軍事援助を受けて拡大してきたカルト傭兵であり、その証拠にイスラエルと闘う事は無く、逆にパレスチナ解放闘争や反イスラエル闘争への敵対的襲撃を繰り返しており、中東地域で反イスラエル(反シオニズム)・反帝の感覚を持っている大多数の人々はその事を良く知っているとの事です。

 極く極くまれに「イスラエルへの攻撃」をやっても、それは反イスラエル闘争への「攪乱」工作でしかない。

 それゆえ「IS」の事を西側のように「イスラム国」とは呼ばず、「ダーイッシュ」という蔑称で呼んでいると、中東問題に詳しい人が書いていたのを読んだ記憶があります。

 中東・西アジアの政治状況はその時々の変化も大きく、非常に複雑で錯綜して分かりにくいように思います。単純に判定はできません。

 新疆ウイグル自治区は中国(中華人民共和国)の1/6もの面積を占める最大の自治区で、
インド、パキスタン、アフガニスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタン、ロシア、モンゴルの8カ国と国境を接しており、西アジア・中東で猛威を振るってきたアルカイダ・IS(ダーイッシュ)系のイスラムカルト傭兵の策源地のひとつであり、また彼らにとって「重要な破壊目標」でもあり、「中国への国家崩壊攻撃の橋頭堡」でもあります。

 アフガン・イラクなど数々のデッチ上げ戦争を起こし、シオニスト・イスラエルに加担してイスラム民衆に大虐殺と強奪の限りを尽くし続ける米帝・欧州帝(アメリカ・ヨーロッパ)が、「中国はイスラム教徒のウイグル人のジェノサイドをやってる!イスラム住民の人権を守れ!」、と叫び立てているのは醜悪としか言えない。

 米帝アメリカがやってる事を「人権外交」と呼んだり信じたりするのは、「酷いジョーク」としか思えない。
 
米帝アメリカは、中国に文句を付ける前に、まずアフガン・イラク・シリアから侵略占領の米軍を引き上げるべきだろう。(殺害・強奪の謝罪と賠償もすべき)

 最後に、戸田が参考にする情報として、以下の2つを挙げておきます。

◎マスコミに載らない海外記事 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/

◎私の闇の奥  https://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru


 今後もよろしく。 (戸田ひさよし 拝)

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「新疆でいったい何がおこったのか」をご覧になった読者からの投稿

「新疆でいったい何がおこったのか」を
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 全く記事の通りと思います。四川の友人の話とも合いますし。中国では人口対策も含めて、少数民族は優遇されています。
何より、解放後、農奴支配・宗教者独裁や残虐な刑罰(例えば八つ裂き刑)が無くなり、人民は幸せになっているのです。
全人代代議員がしっかり割り当てられ、発言権も保障されています。チベット・ウィグルではその前は人民に人権など皆無でした。      (投稿  読者)

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新疆でいったい何がおこったのか

新疆でいったい何がおこったのか

 中国駐大阪代理総領事 張玉萍氏 のメディア各紙への寄稿文を紹介したいと思います。新疆ウイグルのニュースについて、日本のメディアではアメリカの発表や報道を鵜呑みにしたものばかりが目立ちます。「兼聴則明、偏信則暗(あわせきけばすなわち明るく、かたより信ずればすなわち暗し)」と古典の教えるところです。中国の言い分も聞いてしかるべきだと思います。この記事は中国駐大阪総領事館のホームページ・ニュース欄で見つけました。是非みなさんに紹介したいと思い転載させていただきました。
 テロ犯人を逮捕したりテロを撲滅することがどうして人権弾圧なのでしょう?アメリカはテロ犯人やテロ組織を人権擁護だとしてかばうのですか?新疆の人々の暮らしもニュースで見聞きするものとは異なり希望と明るさを感じさせるものがあります。いずれにしても「兼聴則明」です。新聞記事のPDF版と下に記事文章の文字起こし版があります。どうぞご覧ください。(伊関)



 2021年2月13日、張玉萍代理総領事は「大阪日日新聞」、「日本海新聞」および「中日新報」、「日本財経週刊」、「関西華文時報」、「DCNBネットテレビ(龍之昇中文台)」、「新華導報」などの関西地区主要中国語メディアに寄稿した。寄稿文章は 「新疆でいったい何が起こったのか」と題し、新疆における反テロ、反極端主義と経済社会発展の成果を紹介した。全文は以下の通り。

 「(それから)何ヶ月も眠れなかった。眠ろうとするとすぐに耳元で音がして、びっくりして目が覚めてしまう」と、ウイグル族の少女ディリカマールはインタビューで語った。
 2014年9月21日、家族と街を歩いている21歳のディリカマールは突然の爆発に飛ばされ、一瞬にして片足を奪われた。それ以来、ディリカマールの舞い姿は永遠に記憶の中にしか存在しなくなった。
 ディリカマールは多くのテロの被害者の一員に過ぎず、彼女が経験した爆発事件は現地で横行していたテロリズムの縮図である。1990年から2016年にかけて、数千もの暴力テロ事件が新疆で発生し、大きな犠牲と財産の損失をもたらした。
 テロの脅威の下、幸福な生活は幻となった。テロを撲滅し、安定を取り戻すことが人々の夢となった。そのため、新疆は国連の『暴力過激主義防止の行動計画』に取り組み、法に基づいてテロの取り除きに尽力した。同時に、新疆は各民族の平等の政治参加と宗教信仰の自由を守り、積極的な就労と経済政策を講じ、少数民族の文化と言語を保護した。
 たゆまぬ努力により、新疆ではすでに4年連続でテロ事件が発生しなかった。少数民族の人口は絶えず増加し、2010年から2018年までの新疆におけるウイグル族人口は25.04%増え、2.0%の漢民族人口増加率を遥かに上回った。308.9万の貧困人口はすべて貧困を脱却し、2014年からの5年間での新疆住民1人当たりの可処分所得は年平均9.1%のペースで増加した。
 しかしごく一部の人は真実を無視し、誤った情報を流し、新疆を傷つけようとしているが、それは決して実現できない。過去2年間において、国連職員、外交官、メディア記者や宗教団体など100カ国以上の国々から1000人余りが新疆を訪れたが、実際に見た新疆の様子は、今まで聞いていたものとは全く異なると皆が一致している。新疆の真実の様子を目にした人間は、誰もそうした偽りの情報を認めることはないだろう。
 インタビューの最後にディリカマールはこう語った。「幸運にも生き残り、今は好きな仕事をできて幸せだ」。新疆で二度とテロが起きないよう、人々が新疆のために払った努力が尊重されるよう心から祈っている。また、機会があれば、ぜひ皆様に新疆へ行って、そこで何が起こったのかを確かめていただきたい。
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「暴支膺懲(ぼうしようちょう)」と「人権外交」 むかし陸軍、いまアメリカ

「暴支膺懲(ぼうしようちょう)」と「人権外交」
むかし陸軍、いまアメリカ


 「暴支膺懲(ぼうしようちょう)」という言葉をご存知ですか?旧日本陸軍が日中戦争(中国侵略戦争)を本格化するなか掲げた戦争標語です。言葉の意味は「横暴なシナ(中国の蔑称・差別用語)をこらしめる」というものです。1937年(昭和12年)、7月7日盧溝橋事件、7月29~30日天津爆撃・大阪城のこま犬略奪、12月13日南京占領~南京大虐殺と、日本軍は中国侵略戦争を本格化しました。「暴支膺懲」は国民的スローガンとなり、「暴支膺懲国民大会」が数多く開催されるなど中国侵略戦争推進の原動力となったのでした。

 ひるがえって現在、アメリカが掲げる「人権外交」。私には「人権外交」という言葉が「暴支膺懲」と同じに聞こえてならないのです。2028年に中国のGDPがアメリカを抜いて世界一になります。是が非でも世界一の座を中国に譲りたくないアメリカはなりふり構わない対中国干渉(侵略)戦争を開始しているのです。「暴支膺懲」が叫ばれた時、日中戦争(中国侵略戦争)を「支那(シナ)事変」とよび戦争とは言いませんでした。同様に、アメリカの対中国干渉(侵略)戦争は軍事以外にも、経済、外交、言論・・・と多岐にわたり一見戦争とは無関係に見えます。しかし実態は中国干渉(侵略)戦争に他ならず軍事衝突の危険をはらみながら進行しています。「人権外交」とは、アメリカが進める中国干渉(侵略)戦争に他ならないのです。

 「暴支膺懲」が叫ばれた時代、右から左、リベラル派まで多くの国民が「中国打つべし」の論調に絡め取られていきました。「祝南京占領」の提灯行列に国民が挙って参加し万歳を叫びました。その陰で南京大虐殺が行われていたのです。歴史の教訓は肝に銘じなければなりません。アメリカが「人権外交」でいう香港、新疆ウイグルでの人権侵害とは一体何なのか。今一度の精査が不可欠です。アメリカの発表や報道を鵜呑みにして安易に「人権外交」を支持するのは危険です。とりわけ自称リベラル派の知識人、言論人の先生方に問いたいと思います。「貴方は提灯行列の先頭で万歳を叫んでいるのではありませんか?」と。

 安易な中国批判はアメリカの戦争策動のお先棒担ぎに他なりません。むかし陸軍が掲げた「暴支膺懲」が日本を戦争へと駆り立てました。いまアメリカが掲げる「人権外交」が日本を戦争へと駆り立てます。いま掲げるべきは「日中友好」。厳に警戒すべきは「中国打つべし」の世論。断じて許してはなりません。守るべきは、平和そして日本の未来です。(伊関)
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