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新彊ツアー壮行会が盛会裏開催された

新彊ツアー壮行会が盛会裏開催された

 6/19、中国の新疆ウイグル自治区訪問の第1陣ツアーが旅立った。新彊ツアーは中国駐大阪総領事館の呼びかけによるもの。全国から多数の応募があり、今後も2陣、3陣・・・と新彊ツアーは続く。


 メディアにより、世間に流布された「人権弾圧」や「ジェノサイド」は本当なのか?!新彊のありのままの姿を見てほしいと、薛剣総領事の提唱で実現したものだ。

 第1陣ツアー出発の前夜、領事館のホールで壮行会が開催された。私は見送る側として、ツアーの成功を願い、熱烈歓送の気持ちを込めて参加した。

 関西新彊同郷会のウイグル族の皆さんが歌や踊りを披露され、会場は和やかで華やいだ空気に包まれた。





 様々な方々が色々と話をされた。特に私の印象に残ったのは、新彊に進出した日本企業の経営者の方のお話だ。新彊進出を決断する前は、周囲から「危険だから止めろ」と随分反対されたそうだ。そこで、警戒感をもって事前視察に新彊を訪れたそうだ。そこで目にしたのが、小学生の下校風景だったそうだ。ご自身の子どものころと同じ、集団登下校の様子だった。子供たちは、ふざけ合ったりしながら嬉々としている。車を止めて暫く眺めていたそうだ。「これは、聞いていたのとまるで違う」。新彊を見る目が180度変わったそうだ。新彊進出を決断された瞬間だったとのことだ。

 メディアのネガティブ報道に新彊進出を尻込みする企業が多い中、進取の気性をもって決断されたこのような経営者の方は、競合相手がいないブルーオーシャンの新疆で大きく飛躍されるのだろう。

 新彊は、一帯一路の大動脈=中欧班列(アジア・ヨーロッパ大陸横断鉄道)の一大物流拠点として、鉄道や高速道路網が整備され大発展の只中にある。しかも、石油やガス、レアメタルの宝庫だ。今後の開発が期待される地域だ。

 冒頭でも紹介したが、ウイグルの皆さんは歌や踊りが大好きで、生活の一部になっているそうだ。放映された新彊の紹介動画で、渋滞する交差点で交通整理の女性警官が踊りだすと、横断歩道の歩行者も一緒に踊りだす姿が映し出され、会場に笑いの渦が巻き起こった。

 ウイグルの皆さんの先導で、ウイグルの音楽に合わせて、参加者全員が踊り大盛り上がりのフィナーレとなった。



新彊ツアー第1陣の皆さんのみやげ話が楽しみだ。(伊関)

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すでに落ち目のG7サミット(先進7か国首脳会議)

すでに落ち目のG7サミット
    (先進7か国首脳会議)

 先日広島でG7サミット(先進7か国首脳会議)が開かれた。しかし、この7か国よりも、非G7の上位7か国の方がGDP(国民総生産)の額が大きいという。5月29日配信の「友愛チャンネル」で孫崎氏が報告している。(以下の数字はIMFが発表した2022年購買力平価GDP。1ドル=139円で換算。)
 
G7のGDP(国民総生産)
アメリカ 3530兆円
日本    847兆円
ドイツ   736兆円
イギリス  514兆円
フランス  514兆円
イタリア  417兆円
カナダ   315兆円
(小計) 6863兆円

非G7の上位7か国GDP
中国   4170兆円
インド  1640兆円
ロシア   653兆円
インドネシア444兆円
ブラジル  430兆円
韓国    375兆円
メキシコ  333兆円
(小計) 8045兆円

 G7は今や「世界のお金持ち国の集まり」ではなくなっている。日本では「国民総生産」と言うと多くの場合「名目GDP」を使う。「名目GDP」は為替レートで計算したものだがあまり実際の経済を反映しない。ついこないだまで1ドル120円前後と思っていたら今は139円だ。しかし庶民の生活はそんなに変わったわけではない。
 それに対して「購買力平価ベース」は「同じ商品を買うのにその国の通貨でいくら必要か」を規準に通貨の交換比率を決めた計算方法だ。上の数字はこの「購買力平価ベース」で計算したもので、実体経済をよりよく反映している。

世界の巨大銀行ランキング

 つぎに世界の巨大銀行を見てみよう。1位は中国の「中国工商銀行」。世界で最も裕福な銀行と言われる。総資産は766兆円。1984年に設立され、従業員は45万人。法人の70%以上が政府によって所有されている。ほか、4位までを中国の銀行が独占している。
  銀行グループ名  国名  総資産   自己資本比率
              (兆円換算)  
1位 中国工商銀行  中国  766兆円    14.0%
2位 中国農業銀行  中国   654     11.1
3位 中国建設銀行  中国   559     13.5
4位 中国銀行    中国   559     11.8
5位 JPモルガン   米   487        13.2
6位 HSBCHD    英   486     14.2
7位 バンクオブアメリカ 米   405     11.2
8位 三菱UFG    日本   391      9.9
9位 BNPバリバ    仏   384     12.3
10位 クレディアグリコル 仏 343     17.6
11位 シティグループ  米  321     13.0
12位 三井住友FG   日本  265      13.8

 ちなみに、「世界の銀行トップ100行」の中に入っている銀行の数を国別にみると、中国 19行、 アメリカ 11行、 日本 8行、 フランス   6行、 イギリス 6行、 韓国 6行、などとなっています。
 中国はすでに世界1の金融資産を持っている国ですが、これは公平な商取引によって得た資産です。アメリカのように戦争で奪い取ったり、戦争をあおって武器を売って稼いだお金ではありません。
 中国が世界1の経済大国であることは、けっして脅威ではなく、むしろ世界の平和と安定、繁栄に貢献するものです。アメリカは戦争がなくなれば自分の稼ぎ口が無くなるので中国を敵視しているだけです。それに乗っているのが日本政府です。(山橋宏和)
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