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コロナ対策は中国に学べ!

コロナ対策は中国に学べ!

ワクチンも治療薬もない中、無症状の感染者を全員見つけ出して抑え込むしかない!

 全国的にコロナの感染が拡大している。大阪府は連日、一日の感染者数が過去最大を更新している。13日が263人、14日が285人、15日が266人だった。ところが、驚くのは、これだけ感染が拡大しているにもかかわらず、検査数は毎日2千数百人にとどまっている。この非常事態を受けて大阪府の吉村知事が会見で言ったことは、「食事中は大声を出さない。マスクを徹底する。」この2点だけだ。幼稚園の先生が園児に言っていることよりもレベルが低い。大阪府としてのコロナ対策は何もないのか?

(中国、青島(チンタオ)市では5日間で全市民980万人のPCR検査)

 中国はいま、基本的にコロナの抑え込みに成功し、市民はまったく元の生活を取り戻している。そんな中、9月の末に青島(チンタオ)で二人の感染者が出た。・・・・次に記載するのは「青島市衛生健康委員会ホームページ」からの抜粋要約です。
(9月24日発表)
9月24日、青島港大港公司で定期検査を行ったところ、2人の従業員のコロナ感染を確認した。2名は無症状感染者。2人の接触者132名を割り出して集中隔離して129名の検査を終了し、すべて陰性の結果を得た。密接接触者の密接接触者は228名で全員の検体を採取して検査中で、現在隔離観察中。さらに接触可能性のある人員4341名の検査を行い、3497件の検体採集を終え、検査結果が出た1502件はすべて陰性。また、二人の妻や子供が通う職場や学校、生活圏で接触した可能性のある人員全員の検査も行っている。二人が扱っていた冷凍の輸入商品の一部から陽性サンプルが検出された。この商品は市場に流通しなかった。
(9月26日発表)
青島市は17万8475件のサンプルを採取し、新たな陽性の病例は発見されていない。封印保管されている冷凍商品から51件の陽性サンプルを発見。
(10月11日発表)
10月11日、当市で新たに3例の無症状感染者が発生。うち2例は医院が行う受診患者に行うPCR検査で判明。報告を受けた市疾病コントロール、および経済運行委員会は直ちに応急アラートを起動。
(10月12日発表)
現時点での感染者は、確定症例6例、無症状感染者6例。青島市は、5日以内に青島全市のPCR検査を行うとしています。
(10月16日発表)
16日、青島市衛生健康委員会は午前6時時点の市内の新型コロナウイルス検査経過を公表しました。それによれば約980万件の検査結果が判明しており、公表済の陽性者(12例)以外はすべて陰性であったとのことです。

 中国の検査体制のすごさに圧倒されます。二人の感染者を確認した段階で、その日のうちに関係者1万人以上の検査を行い、二日後には17万8千件の検査を完了している。新たに3例が見つかると、市中感染が疑われるため、市民全員、980万人の検査を5日間で完了している。また、日ごろから貿易関係の職種や病院関係者などには定期検査を行っており、そこで無症状の感染者を発見しているという点も重要だ。
 それに比べて日本はと言えば、ますます感染が拡大する中でも積極的なPCR検査は全く行わず、「GoToトラベル」や「GoToイート」をやって、コロナの感染拡大に拍車をかけている。中国と日本のコロナ対策を比べると、人間社会とサル社会ほどの違いを感じてしまう。
         (いんば)
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