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本当に中国は脅威(きょうい)か? 南沙(なんさ)諸島の現実

本当に中国は脅威(きょうい)か? 南沙(なんさ)諸島の現実
 政府は、今回の「戦争法案」を作る理由として、中国の海洋進出をあげているが、今の日本の報道は、本当なのか?

 日本のマスコミは、南中国海の南沙諸島は、ほとんど全部を中国が占領しているように報道している。しかし、台湾、フィリピン、マレーシア、ベトナムはすでに岩礁に滑走路などの軍事施設を建設済みであり、最近中国が滑走路を作ったというのは、一番あとになってのことである。

 現在実行支配している小島の数は、ベトナムが8、フィリピンが7、台湾が1、マレーシアが2、中国が2である。

 中国は、戦後ずっと、アメリカとその家来である日本やフィリピン、台湾によって「対中国封じ込め」と言う経済的、軍事的封鎖の被害にあってきた。中国にとっては、南中国海は海洋貿易の玄関口であり、ここをアメリカとその家来に軍事的に占領されている状態は、中国の独立と主権にかかわる問題と考えてきた。

 南沙諸島は、日本軍が台湾を植民地にしていた時代は台湾の一部とし(つまりは日本領とし)、戦後はアメリカも中華人民共和国との国交を回復するまでは中華民国領として認めてきたものであり、中国が領有を主張したとしても、アメリカや日本にケチをつけられる根拠は歴史的にも全くない。

 今現在、中国が経済的にも軍事的にもアメリカに対抗しうる力をつけてきて、このアメリカによる「対中国封じ込め」を打破しようというのは当然のことである。
安倍は力を失ってきたアメリカの用心棒ぶりを発揮しようと、キャンキャンやっているが、まさに漫画でしかない。

 南沙諸島の現状を見れば、中国がたとえ一本や二本の滑走路を作ったとしても、特別均衡(きんこう)を欠くものではない。これまでの「対中国封じ込め」の方がむしろ過去のものとなったということに過ぎない。必要なのは「戦争法案」ではなく、新しい状況に応じた平和外交である。(報告 いんば)


南沙諸島の各国軍領有状況
約18の小島(岩礁や砂州のみを除けば11)があり、その多くは環礁の一部を形成している。





                       
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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2015-08-08 21:19:52
日中友好とはなんとも小児病的で笑止なフレーズですな。
シナの真の姿は破壊と略奪と殺戮だということがわからんのかこのバカ
 
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