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中国人の民主・人権を勝ち取った抗日戦争

中国人の民主・人権を勝ち取った抗日戦争

 「犬ト中国人ハ立チ入ルベカラズ」の租界(列強の実質治外法権地・中国半植民地支配の拠点)、中国人をマルタ(丸太・材木)と称して人体実験を行った731部隊(日本軍石井部隊)、「焼き尽くす、奪いつくす、殺しつくす」という日本軍三光作戦、南京大虐殺・・・。植民地支配下、中国人には民主も人権も無かった。しかし彼らは決して屈しなかった。中国人民は敢然と立ち上り最も凶暴を極めた日本侵略軍を打ち破り、民族の解放と国家の独立を勝ち取った。民族の解放と国家の独立を勝ち取って初めて中国人は自らの民主・人権を手中におさめた。

     
 抗日戦争に命がけで参加した多くの日本人がいた。彼らこそ日本人の誇りだ。ここに「中国人民解放軍建軍30周年記念回顧録・星火燎原」の一節を紹介したいと思います。

旧「満州」(中国東北地方)東部で「抗日救国遊撃軍(1千人)」の軍長を務めた李延禄氏の回顧録の以下要約です。

 1933年3月30日、3千人の日本軍が航空機と大砲の援護のもと猛烈な攻撃を仕掛けてきた。一部の部隊では弾薬を使い果たしそうになり極めて厳しい状況であった。その時、別働隊が松林でエンジンが壊されたトラックと遺書を残して死んでいる日本兵を発見した。遺書には次のようにあった。

「親愛なる遊撃隊の同志のみなさん
私はあなたがたが山あいにまいた宣伝物を読み、あなたがたが共産党の遊撃隊であることを知りました。あなたがたは、愛国者であり、また国際主義者でもあります。私はあなたがたにお会いし、ともに共同の敵を打倒したいと、切に思っています。しかし、私はファシストのけだものたちに取り囲まれて、あなた方のところへ行くことができません。私はみずからの命を絶つことにしました。私が運んできた十万発の弾薬は、あなたがたの軍隊に贈ります。どうかみなさん、日本ファシストをねらい撃ちしてください。私の身は死のうとも、革命の精神は生き続けます。神聖な共産主義事業の一日も早い成功を祈って。
関東軍間島輜重隊 日本共産党員
1933年3月30日 伊田助男」

 十万発の弾薬は、我々を苦境から抜け出させてくれた。3日後、遊撃隊の同志と馬家大屯の大衆は、伊田助男同志の墓前で追悼会をとりおこない馬家大屯小学校を伊田小学校と改め、中華民族の解放のために、みずからの若い命をささげたこの日本共産党員を、永久に記念した。


 このように、現在の中国における民主・人権は不屈の闘争と尊い犠牲の上に勝ち取られた。アメリカや日本のマスコミは中国をヒットラーの独裁と同列に論じて批判するが不見識も甚だしい。中国の独裁とは、ファシストに対するファシストを狙い撃ちにする独裁であり、中国人民の民主・人権を守る独裁のことだ。それはまた、心ある日本人も共に希求した民主・人権に他ならない。
10/17 伊関
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中国、国連総会でアメリカに反論

中国、国連総会でアメリカに反論

 10/7の国連総会で、新型コロナウイルス感染症や人権問題についていわれなき非難に対して、中国がアメリカに反論した。具体的にはコロナウイルス感染症、香港問題、新疆ウイグル自治区の問題だ。日本では一方的にアメリカの言い分だけが大きく取り上げられている。そして、人権派、民主、平和人士を自認する方々が自らの潔白を証明するかの如く安易にアメリカの論調に乗って中国批判を繰り広げる。批判する前に最低でも中国の言い分も聞き、比較考量のうえ判断する必要がある。中国は、日本をはじめとする欧米列強帝国主義の植民地支配を血みどろの戦いの末に打ち破り、民族の解放と国家の独立を勝ち取った国だ。植民地支配下、中国人に人権は無かった。苦難の末に勝ち取られたのが現在の中国人民の人権だ。意図的なのか浅学なのか、いずれにしても一方的にアメリカの論調に乗るのは非才のそしりを免れない。
10/10 伊関

      
9/22国連総会での習近平主席のビデオ演説

以下、人民網日本語版10/9の記事を抜粋

中国の国連次席大使、国連総会で米側のいわれなき非難に反論

 中国の戴兵国連次席大使は7日、国連総会第3委員会で発言し、クラフト米国連大使が同日新型コロナウイルス感染症や人権問題について中国側に加えたいわれなき非難に次のように反論した。
 米側代表は再び国内政治のために中国側を不当に非難し、国連の場を濫用してデマを飛ばし、対立を引き起こした。中国側はこれに断固として反対し、これを完全に拒絶する。
 新型コロナウイルス感染症の問題において中国のイメージを損ない、中国に責任を転嫁するのは間違っており、徒労であり、それ以上に無責任だ。中国はすでに感染拡大をしっかりと抑制したが、米国の感染者数はすでに700万人を超え、ホワイトハウスではここ数日で数10人の感染が確認されている。中国側は生命至上を堅持しているが、米国の死者数はすでに21万人を超えている。米政府は世界最多の感染確認者数と死者数について米国の人々に釈明するべきだ。
 新疆維吾爾(ウイグル)自治区では社会が安定・繁栄し、各民族の人々が和やかに暮らしている。新疆のモスク数は2万4400以上で、イスラム教徒530人ごとにモスクが1つある。これは米国全土のモスク数の10倍以上だ。2010年から2018年までに新疆のウイグル族人口は1017万人から1271万人に増えた。25%以上の増加であり、この増加幅は漢族の10倍以上だ。いわゆる「強制不妊」は完全なデマだ。
 香港地区では昨年以来一連の暴力犯罪活動が起き、議会は破壊され、民衆は傷つけられ、議員は刺されて負傷し、商業は麻痺し、民衆の生活は混乱に陥っていた。香港地区の民衆はこれに深く心を痛めていた。どの主権国家であれ、これを座視することはあり得ない。香港地区国家安全維持法の施行により、現地住民の80%が香港地区はより安全になったと考えている。
 現在世界は幾重もの厳しい試練に直面しており、各国は大国が特別な責任を引き受けることを期待している。だが米国は自国第一を大々的に行い、肝心な時に世界保健機関(WHO)から脱退し、何かというと他国を制裁で脅し、多国間協力を恣意的に損なっている。米国はいたる所で戦争を発動し、一方的制裁を大々的に行い、罪のない市民数十万人の死傷、数百万人の難民、数千万人の食糧・医薬品不足を招いている。米国は国連の財政難を顧みず、分担金の支払いを滞らせている。米国は頑なに国際社会と対立し、安保理でいつも孤立している。
 中国の人権状況がどうであるかについては、中国国民に最も発言権がある。中国の民衆の中国政府への支持率は90%以上だ。冷戦思考とイデオロギー的偏見を捨て、中国の人権発展の歴史的進歩を正視し、嘘や「政治ウイルス」を広めるのを止めるよう米側に忠告する。(編集NA)

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27日、大阪城公園で狛犬観光大使の活動を行いました。

27日、大阪城公園で狛犬観光大使の活動を行いました。

 大阪城には戦争中に中国から略奪してきた狛犬がありますが、大阪市はその由来を隠しています。狛犬の説明版を見ても「戦争中に中国から運んでこられた」としか書いてありません。大阪維新はかつての戦争を全く反省することもなくアジアの人々を「金を落としてくれるお得意さん」くらいにしか考えていませんが、それでは本当のアジアとの友好は不可能でしょう。私たちは定期的に大阪城の狛犬の由来を知らせる活動をしています。(大阪城狛犬会)

大阪城のこま犬について説明


こま犬の説明文を熱心に読む人々









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