超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

現代人は 化石である

2009-12-25 06:34:30 | Weblog
現代は人を殺して、化石にして、それを弄くって喜びとする。

人は命を殺し、死体にして弄ぶ。
ここに命のない世界が生まれる。

命を殺した自分をいたぶる。
幽体分離して、命を殺し、その体を生きる。

命のない体、
人はこれを生きている。
これが金と官能と人情だ。

かってころをセックス・スクリーン・スポーツといった。

ここには死の本能だけがある。
ここには命はない。
その影があるだけだ。

それが消費社会だ。

   *。
人は高度の知性を作って、これを可能にした。
知性は命を殺す作業だ。

すると本能が盛んになる。

*。
命を殺すことが、人間疎外であり、
命を殺された疎外感が、心の闇だ。

命を殺された無力感と喪失感、
命をなくした寂寥感と孤立感、
自己暗殺から生まれる飢餓感と精神の貧困、
この世界に魂を揺らし、呑み込ませる。

*。
そこに人は満足し、
即ち、魂を自殺させる。

魂を殺すことが人の満足だ。

何もなくなる。
それが安心だ。
思い荷物を降ろしたような快感がある。

これは妄想だ。

      *。
妄想に魂を殺し、
その自己喪失を喜ぶ。

魂を殺して、そこを魂の置き場所にする。
命を破壊し、それを繋ぎ合わせ、それを喜びとする。

命は化石になった。
その復元を喜びとする。

*。
自己の命を殺し、その化石を復元する。
それが人の生きること、人の生きる意味となった。

これが記号化された消費社会だ。

この倒錯に気が付かない。
それを解明したゲーデルの不完全性定理だ。


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