村上春樹は お経であり 催眠術である

村上春樹は新世界の開拓者である。
シミュレーションすれば、お経や催眠療法である。

お経であるから、これを唱えないとご利益が出ない。
催眠術であるから、これに掛かろうとしないと掛からない。

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村上春樹は、シュレーディンガー方程式の作用素である。
そういい切れないが、関数と違う世界を開いた。

村上春樹は、偏微分方程式であり、それを実数で書いた。
即ち、よく分からないことを、よく分かる形で書いた。
これは催眠術であることをも意味する。

それを発展させると、神経症の行動療法ともいえる。

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現代世界では人は皆頭がおかしくなった。
そういった人に、魂を実感させる。

それが村上春樹療法である。

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そこで問題は、その魂が実在かどうかだ。

それを妄想とすると、別の世界を開いたことだ。

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ここでは仏教は妄想であるというシミュレーションを使っている。

仏教とか儒教は、現実にない妄想ではなかったか。

それに現実療法を使うと、悪党の取り仕切る世界となる。

すると仏教や儒教は、脱現実となる。
そう考えると、そこには現実はない。

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仏教や儒教、非現実を作り、そこに逃げ込むことではなかったか。

そこには現実を見ない世界が現れる。
即ち、月を見なけれが、月はない。
即ち、世界を見ることが出来ない。

即ち、妄想を現実としていた。

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これが村上春樹の世界である。

そういうとどこかおかしいか。
そう考えると、村上春樹は現実逃避の世界となる。

即ち、心のない永遠平和の世界だ。

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そこには動植物を殺して食う世界がない。

それを殺生禁止っていたのではないか。

即ち、殺生禁止の世界を生きて、殺生していた。
即ち、殺生が見えなかった。

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すると仏教や儒教は、月を見なければ、月がない世界だ。

これが村上春樹の世界でもある。

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1Q84がそれを物語っている。

そこにある愛は、対偶恒等式から、殺人である。

愛だけを見て、殺人が見えない世界だ。
これは錯覚というより、妄想だ。
即ち、西欧の文脈で狂気だ。