超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

エチケット不況

2009-02-03 06:48:32 | Weblog
ベストセラーや高視聴率狙いは金鉱掘りである。

感動と癒しの金鉱、
これが知れ渡ると、たくさんの人が集まる。
すぐ彫り尽くされる。
次の金鉱探しに行く。
残り少なくなって行く。

*。
一方金鉱を掘る生活は、不安定である。

その生活は社会や自己から疎外される。
当たれば金にはなるが、
だが当たっても自己は疎外される。

*。
だんだん刺激が強いものになっていく。

これは刺激だけで、実生活の役に立たない。

金融経済が実経済でないことと同型等価だ。

人間や社会に根付かない感動と癒しは妄想だ。

これは人格の正常性を異物排除する。

   *。
感動と幸福産業は、人間性破壊産業であった。

人間を疎外した感動と癒し、
これは推理小説やファンタジー文芸に対応しよう。

新しい世界への過渡現象成分もあろう。
だが自己否定自己破壊成分もある。

*。
進歩と退歩は対偶だから、両成分が並存する。

感動を求めるといい気分になれる。
だがその時自己が否定される。

感動によって自己破壊が起きる。
これは自己と人間性への犯罪だ。
これが識別されていない。

*。
感動と癒しなら何でもよいことではない。

人々が称え合う。
これは異常なことだ。

こうしないと関われない人々、
それは殺意と破壊の隠蔽だ。

  *。
即ち、感動と癒しは、殺意と破壊を実行強化しながら、それを隠蔽する。

現代文化はこの罠に掛かった。

*。
自動車文化も、消費文明も、
破壊と殺人を強化しながら、それを隠蔽する。

ここに精神と文明の破産が起きた。

*。
経済のメルトダウン、
実は文明の破産であったのではないか。

   *。
利益の対偶は損害である。

どんな利益にも損害が付いている。
それは対偶だから当然だ。

社会に利益だが、損害は個人に先行し現れる。

*。
社会は損害を個人に押し込め隠蔽する。

これが破産したのではないか。
環境問題になると、地球問題となる。
問題を個人に押し込められなくなった。

あらゆるものが不況になる。
消費が人間破壊であったが、
これが隠蔽できない時点に到達した。

即ち、文明は破産した。

*。
文明や企業が、過労死・自殺の時を迎えた。

税金を使って、死んだ企業に点滴する。

何をやっているのか分かっていないから出来ることだ。
ただ一つ正しいことは、それでは救われないことだ。

文明の解体再構築の問題だ。

   *。
旧文明は死んだ。
金融破産はその一部であった。

次世代に引き継ぐことだ。

文明にも国家や企業にも世代交代があった。

*。
出版不況などの不況は、
老人が何時までも現役を守ることだろうか。

努力は買うが、どこか間違っているのではないか。

*。
自分を変える生き方の時代が始まった。

快楽は不変でなく、
幸福にこだわると全体を壊す状態になった。


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