超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

感動はトリックである

2009-05-31 04:44:45 | Weblog
今の日本は思わず涙する、心から感動どうする、
そういう生き方から脱出しつつある。

*。
アメリカと日本は、心から感動することを求めている。

この生き方は、現世を悪に丸投げすることだ。

そこには感動という世界があり、
それは現実と平行線である。
現実と交わらない。

*。
世界に感動という舞台を作り、
そこで感動し、
現実は悪に丸投げされ、
現実と感動が平行線になった。

     *。
ヨーロッパは悪を現実に取り込んだ。

西欧のかってのキリスト教は、
悪を皆殺しにさえした。

*。
それをしなかった世界は、悪と共存したのかも知れない。

善と悪を共存し、
分けて生きるようになったのだろうか。

これも最適の論理であろうか。

*。
西欧はこれを一緒くたにして、
共存する世界を作ったのかも知れない。

      *。
これも最適の論理であろう。

即ち、善悪を分けて最適化する世界と、
善悪を混合して最適化する世界がここに認識される。

*。
ここに弱者を餓死させる世界と餓死させない世界が分かれる。

弱者を餓死させない世界は、
それをする人を殺してしまう世界といえるのかも知れない。

*。
そしてこれを突き抜けると、さらに別の世界に進展する。

突き抜けないで、留まる世界は、餓死を当然とする。

餓死を突き抜ける世界は、
これをするものを殺してしまうといえるかも知れない。

*。
どっちも凄惨なことだ。

   *。
こう考えると、餓死するものを殺す世界は、
その次への進化があった。

餓死させる世界は、感動によって保護された。
即ち、感動とはトリックである。

*。
感動は、
それを作るために、
それを作る人々を、
悪と暴力で隠蔽し、
それを自由と正義と称し、
正当化する。

*。
その隠蔽合理化装置こそ感動であった。


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