寒くなって参りましたが、
「北風に負けず今年も残り僅か皆勤を目指していこう」と
鼻息を荒くしているクレアおばさんがブログを担当いたします。
さて、今回は理論学習でろうのHさんに
「聴覚障害者とは」というテーマで講演して頂きました。
聴覚のほとんど、あるいは全てが奪われてしまった方の
置かれている環境や生活上の苦悩、
そして手話の歴史等を丁寧にお話しくださいました。
聴覚に障害があると
① 一次障害:
日常生活の中で自然的に言語の獲得が出来ない。
(言葉の意味がわからない)
②二次障害:
家族、職場、地域、医療、学校(担任教師、父母同士)の場で
コミュニケーションが困難。
知識や情報(災害時における緊急情報)の獲得が遅れてしまう。
テレビやラジオ、音楽や映画を楽しむことが出来ない。
電話対応ができない。
③三次障害:
社会的な不利益を被る。
具体的には、教育や就職や結婚、社会参加の機会の制約を受ける。
聞こえないという事は四方八方わからないことばかりなのですね。
また、手話には地域や、年齢、育った環境で色々あって
決して一つではなく奥が深いということも、
ろうの方と交流する上で大切だと教えて頂きました。
この日は、他にろうの方(女性)が2名参加くださり、
今となっては笑話のような子育て中のエピソードなどもお話いただき、
司会の白雪姫さんの軽快なトークと差し入れの美味しいちんすこうもあって
とても楽しい時間でした。
今回の講演のように、自分の状況を多くの人の前でお話することは
とても勇気のいることだと思います。
なかなか自分からろうの方に話しかけられない私ですが、
今度お会いしたら講演のお礼を是非伝えたいと思います。
ありがとうございました。
クレア