琉球泡盛は、油脂分が多いことから蒸留酒にしては珍しく、瓶詰めしてからも熟成すると言われています。そのため、詰口年月日が印字されているケースが多いです。
2000年以降の沖縄ブームで、泡盛が県外にも多く出荷されていましたが、一部は店頭にて長期在庫になっていたものがあります。数年前だと、棚に置かれたまま4~5年古酒の状態になった泡盛があり、すぐに購入したのですが、さすがに瓶でも熟成することが知れ渡り、現在では詰口から1年以上経過したものを見かけることは少なくなりました。ただ冷暗所ではなく、店の棚に何年も置かれていた泡盛の品質はどうなんだとも思えますが。
泡盛は新酒の状態では、同じ系統の麹を使っていて、さらに原料も試行錯誤の末、多くの製造元がタイ米に行き着いたので銘柄によって味に差が出にくいと言われています。麹の系統が同じなのは、沖縄戦の影響なので致し方ない所もありますが。
置き場の問題もあり、それほどたくさんは持っていませんが、手元にも5年以上経過した古酒が10本ほどあり、どこまで熟成させるか悩ましいところです。本来なら甕で熟成させたほうが良いのですが、流石に瓶のまま熟成させています。一部では瓶のままでは10年程度が熟成の上限などとも言われているようです。
実際に3年以上熟成した古酒を、沖縄のお土産や沖縄物産展などでも見かけますが、10年など熟成期間が長いものはそれ相応に高価だったりします。
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