
1994年にスーパージャンプで3話読切が掲載された、秋本治の「いいゆだね!」。自分が存在を知ったのはこち亀の100巻到達の1996年頃に、秋本治のこち亀以外のその他作品が注目され、その中の一作目として紹介されました。
不定期に月間少年ジャンプに掲載されていたMr.Cliceはまとまった話数があり、単行本が発刊されていたので、読む機会がありましたが、こちらは単行本になるだけの話数がなかったので、雑誌のバックナンバーを入手する以外は読む手段がありませんでした。
余談ですけど、いいゆだね!が掲載されたスーパージャンプの古書価はどれぐらいだったんでしょうか。
こち亀の連載が終了したのち、作者の時間の余裕が出来たので、ウルトラジャンプにてこの作品の連載を再開し、今回単行本が発行されました。
閑話休題、この作品は、東京の下町の銭湯に、ふとしたことからブラジルから日系三世の女性が訪れて、経営再建に奮闘するというストーリーです。明らかに最初の3話と、それ以降では絵柄が異なります。
1話目は、廃業寸前の銭湯に、日系ブラジル人のマリアが訪れ、営業再開を目指す話、2話目は、営業再開した銭湯に、たまたまテレビの取材があるという話で、3話目が浅草のサンバカーニバルの話です。
連載再開後の4話目は、温泉を掘る話、5話目は銭湯を保育園にする話で、待機児童問題にも触れています。6話目は最新のAR技術の話で、最新の話題も取り入れています。
今後も連載が続くようで、2巻目も期待してしまいます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます