かずはじめという漫画家

少年誌で活躍する女性漫画家は少なからず居ますが、かずはじめもその一人になします。スクリーントーンやベタが少ない、独特の透明感の有る作画が特徴の漫画家です。

その中で代表作といえるのが、明稜帝梧桐勢十郎。巨大私立高校の生徒会を舞台にした作品です。主人公が武道の家系の出で、好戦的という設定のため、トラブルになった暴走族や不良集団と喧嘩になり、成敗するというのが定番のストーリーです。
初期は生徒会メンバーがメインで活躍していましたが、登場人物が固まった後半以降は主人公の仲間的な、四天王と呼ばれる喧嘩に強いキャラクターが活躍する事のほうが多くなりました。

学園モノの明稜帝梧桐勢十郎はデビュー作品がマインドアサシンが超能力をテーマにしたサスペンス、ダークファンタジー作品だったのとは対照的です。ただし、明稜帝梧桐勢十郎も主人公がダークヒーロー的なあり、マインドアサシンと相通じる物があります。

連載当時の人気は明稜帝梧桐勢十郎の方が有りましたが、現在ではマインドアサシンの方が人気が有り、それに近い世界観があるラックスティーラーをジャンプスクエアで最近まで連載していました。