3月19日に京都市交通局の系統がかなり変更になり、運賃に影響を及ぼすところでは、岩倉地区に均一運賃エリアが拡大され、5系統と北8系統31系統65系統が均一系統化されました。
5系統は2005年まで、通称青5と言われる銀閣寺道までの区間便があり、均一と整理券が混在していましたが、それが形を変えて復活したみたいです。5系統の均一化で、市中心部を走る系統は洛西地区への系統を除いて、ほとんど均一系統化されたことになります。
余談ですけど、京都市交通局の1日乗車券は、均一系統に乗車する場合、一回目を除いて、カードリーダーに券を通さず、裏側の日付を乗務員に見せるだけですが、整理券系統に均一区間に乗車する場合、乗車時と降車時にカードリーダーに通すことになっています。ただ、実際の所、5系統ではほとんどの乗客はカードリーダーに通さず、1日乗車券の裏側の日付を乗務員に見せていました。
2015年9月から5系統は京都駅~四条河原町間のルートが2通りになりました。従来京都駅~烏丸通~四条烏丸~四条通~四条河原町というルートでしたが、京都駅~烏丸通~烏丸五条~五条通~河原町五条~河原町通り~四条河原町という五条通経由の系統もできました。毎時6~8本運転されている5系統の半分が五条通経由になっています。
このルート変更ですが、乗客の流動と言うより、四条通の1車線化の影響が大きいのではと思います。四条通が1車線化されて、渋滞が深刻化しており、バス停の運賃収受を行うようにしたものの、流石に限界があるようで、本数の多い5系統を河原町通の方へ回したようです。
ただ、205系統や4系統17系統と完全に同じルートにすると京都駅行きの河原町通と塩小路通の交差点の渋滞が深刻になると判断したのか、五条通経由になったようです。
この五条通経由が好評だと、5系統はこちらに統一されるかもしれませんし、京都バスの17系統にも影響を及ぼすかもしれません。
四条河原町の京都駅方面のバス停が四条通りの北側(5系統と京都バス17系統)と南側(205系統や4系統17系統など)の2箇所に分かれていますが、こちらも統一すると便利かもしれません。さらに名古屋市バスのように、四条河原町(北)と四条河原町(南)にして同一バス停に連続停車するようにすれば、さらに利便性が良くなると思うのですが、さすがにバス停の発着本数が多すぎて、停滞するかもしれません。
撮影 京都市美術館前 2016年4月23日