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nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

富士急湘南バスのU-RJ系

2015-10-25 | バス(車両)

小田原駅前で見かけた富士急湘南バスのU-RJ3HJAA。このバスは1992年製なので、神奈川県内でここまで古いバスが存在するとは思えませんでした。

国の排ガス規制エリアを調べてみたら、神奈川県内でも富士急湘南バスの本社のある松田町を含めた足柄地区や箱根地区などはエリア外となっていました。ただし、神奈川県内全域は県条例でPM(粒子状物質)の規制対象なので、DPFのみを取り付けています。

それにしても首都圏の神奈川県内に、20年以上の経年のバスがいるとは驚きました。ただ富士急全体から見ると、それほど車両更新が遅れているわけではないようです。

撮影 小田原駅前 2015年9月5日

西日本JRバス金沢営業所の新車

2015-09-03 | バス(車両)


西日本JRバスの金沢営業所に北陸新幹線開業に併せて新車が導入されました。大型車のエルガが3両に中型車のエルガミオが1両が導入され、全てノンステップバスです。今までの塗装や京丹波営業所(福知山地区)の新車とは塗装が異なり、独自の塗装となっています。
京都営業所から転入した水色のワンステップバス(元をたどれば平城山循環用に導入された車両)と併せて、バリアフリー化がかなり進みました。



西日本JRバス金沢地区の一般路線は、本線というべき金沢駅福光駅間の名金線とその支線、土日休日のみ運行のまちバスです。名金線は名古屋金沢を結んでいた路線の北側の残りのです。
名金線などは森本駅を経由して福光駅に向かっていますが、直接森本駅に直行せず、わざわざ金沢城兼六園を経由しています。観光客に配慮したというより、金沢市中心部の香林坊を経由するためだと思いますが、金沢駅から21世紀美術館、金沢城、兼六園や近年観光スポットとして急速に注目を集めているひがし茶屋街へ向かう乗客もそれなりに乗車しているようです。ひがし茶屋街へ向かう乗客目当てとしか思えない、山の上循環も運転され、市内ではそれなりに本数を確保しているようです。

今年の3月の北陸新幹線開業に併せて、西日本JRバス金沢営業所管内の一般路線(金沢市コミュニテイバスを除く)では、PiTaPaを導入し、交通系ICカード全国相互利用サービスとしてSuicaやICOCAなどが使えるようになりました。西日本JRバスは北陸鉄道バスの金沢市内一日乗車券や北鉄グループ共通のICカード乗車券は当然使えないため、劣勢でしたが、県外からの観光客はSuicaやICOCAが使える西日本JRバスを選択する可能性があり、金沢市内でもJRバスのシェアが増加するかもしれません。

閑話休題、これで、西日本JRバスの現在残存している一般路線の4地区のうち、2地区に新車が入ったことになります。
余計な話ですが、京北線を担当する京都営業所には、15年以上純粋な新車が入らず、他地区からの転入などでまかなっていますが、この扱いの差は一体なんだろうかと思えてきます。

撮影 2015年8月13日 2009年5月2日 金沢駅前

下電の西工C-II形

2015-05-21 | バス(車両)


西日本車体工業製の観光バスのうち、車体の後部が高くなったバスが存在します。西工の通常のハイデッカー車体のC型のうち、C-II型と言われるバスで、西工以外では殆ど見られない車体形状です(同様の車体形状は北村製作所製にわずかに存在するらしい)。
C-II型は西鉄グループの観光バス会社や西工製バスが多い九州北部では比較的メジャーですが、同じく西工製バスが多い関西圏では殆ど見られません。もともと、西工製のバスが多い関西圏でも、西工製観光バスはかなり希少な存在です。

聞く所によると、西鉄グループの観光バス会社では、スーパーハイデッカーのSD型ではなく、このC-II型を看板車種にしていた時期があり、後部の座席を嵩上げしてサロン仕様にしていたようです。

写真の下津井電鉄の子会社のシモデンツアーサービス(現下電観光バス)は、九州北部以外では希少なC-II型を一時期大量導入していました。この車両は日野セレガシャーシで、型式はU-RU2FTABと思われます。
このシモデンツアーサービスの車両ですが、後部サロン仕様ではなく通常の4列シートに補助席付きの定員重視の座席配置となっています。
C-II型以外にも注目点があり、ヘッドライトの間の社名窓が省略されていて、これも他社ではあまり見かけない仕様だったりします。

撮影 奈良公園 2007年10月27日

空港のランプバス

2014-10-24 | バス(車両)


空港のランプバスというと、特殊なバスが使われている事で知られています。車幅が2.5mを超過するバスや全長が12mを超えるバスがいます。写真のバスはMP2/6系のエアロスターにMS7系エアロバスの前面を取り付けており、中ドアがワイドドアの3ドア車という、他では殆ど見ない扉配置になっています。
東京空港交通などはこの手の車両を大量に保有していて、羽田空港や成田空港のランプバスとして使用しています。
セントレアにも、東京空港交通から流れてきた車両がいて、国際線のランプバスとして使われているようです。


千歳空港のランプバスにはこんな極めつけの車両も。路線バスではまずありえない、運転席側にドアがある車両が存在します。
昔のバスはこのドアのある部分に、エアコンのコンデンサ(放熱器)があったため、この部分にドアを設けるのは難し立ったのですが、エバポレーター(室内機)が室内分散式になり、低床化のためエアコンのコンデンサは屋根の上に移り、この部分にドアを開けることができるのが物理的に可能になりました。そこでこんな車両が製造されたのではと考えています。


撮影 2014年10月17日

京都市交通局のガーラ

2014-09-14 | バス(車両)
京都市交通局は定期観光バス用に観光バスを所有していました。かっては日野CG系のシャーシに東京特殊車体製が車体を架装したレトロ調バスもいましたが、最終的には1997年製のいすゞガーラ4両と、2008年製の日野セレガ1両が在籍していました。



撮影 浜大津 2007年9月16日


2012年に京都市交通局が京都の定期観光バスから撤退して、定期観光車が余剰になりましたが、4両のガーラは同年に梅小路公園に開業した京都水族館のシャトルバスに転用されました。


撮影 梅小路公園 2014年8月13日


ところで、2008年導入のセレガの方は売却されたようです。