西日本JRバスの金沢営業所に北陸新幹線開業に併せて新車が導入されました。大型車のエルガが3両に中型車のエルガミオが1両が導入され、全てノンステップバスです。今までの塗装や京丹波営業所(福知山地区)の新車とは塗装が異なり、独自の塗装となっています。
京都営業所から転入した水色のワンステップバス(元をたどれば平城山循環用に導入された車両)と併せて、バリアフリー化がかなり進みました。
西日本JRバス金沢地区の一般路線は、本線というべき金沢駅福光駅間の名金線とその支線、土日休日のみ運行のまちバスです。名金線は名古屋金沢を結んでいた路線の北側の残りのです。
名金線などは森本駅を経由して福光駅に向かっていますが、直接森本駅に直行せず、わざわざ金沢城兼六園を経由しています。観光客に配慮したというより、金沢市中心部の香林坊を経由するためだと思いますが、金沢駅から21世紀美術館、金沢城、兼六園や近年観光スポットとして急速に注目を集めているひがし茶屋街へ向かう乗客もそれなりに乗車しているようです。ひがし茶屋街へ向かう乗客目当てとしか思えない、山の上循環も運転され、市内ではそれなりに本数を確保しているようです。
今年の3月の北陸新幹線開業に併せて、西日本JRバス金沢営業所管内の一般路線(金沢市コミュニテイバスを除く)では、PiTaPaを導入し、交通系ICカード全国相互利用サービスとしてSuicaやICOCAなどが使えるようになりました。西日本JRバスは北陸鉄道バスの金沢市内一日乗車券や北鉄グループ共通のICカード乗車券は当然使えないため、劣勢でしたが、県外からの観光客はSuicaやICOCAが使える西日本JRバスを選択する可能性があり、金沢市内でもJRバスのシェアが増加するかもしれません。
閑話休題、これで、西日本JRバスの現在残存している一般路線の4地区のうち、2地区に新車が入ったことになります。
余計な話ですが、京北線を担当する京都営業所には、15年以上純粋な新車が入らず、他地区からの転入などでまかなっていますが、この扱いの差は一体なんだろうかと思えてきます。
撮影 2015年8月13日 2009年5月2日 金沢駅前