北陸唯一のウイスキー蒸留所、若鶴酒造の三郎丸蒸留所のサンシャインウイスキー。古くからの蒸留所ですが、設備が老朽化してクラウドファンディングで2016年に設備を一新しています。
そのサンシャインウイスキーですが、原材料がモルトとブレンド用アルコールとなっています。今時珍しい、モルトとグレーン以外を使ったウイスキーです。ブレンド用アルコールは醸造アルコール、いわゆる甲類焼酎やホワイトリカーではないかと思います。
昔の1級2級ウイスキーみたいなブレンドですが、自社蒸留のモルトが半分以上なので、それなりのウイスキーです。少なくともどこぞのプライベートブランドのウイスキーのモルト・グレーンウイスキー10%以上スピリッツ90%未満よりは遥かにマシだと思います。
左は比較のためのバランタインファイネストですが、サンシャインウイスキーはブレンドにグレーンウイスキーを使っていないので色が薄いです。ただカラメルで着色していないので、良心的だと思います。
まあ、国内でグレーンウイスキーはサントリーニッカキリンが生産していますが、外販はしていないと思うので、スコットランドからの輸入に頼るしか無く、スピリッツで代用したと思われます。
なお手元にあるのは2017年のボトルですが、最近瓶詰めされたウイスキーはグレーンもブレンドに使っているようです。
メーカーはロック、水割り、ハイボールの3つの飲み方を推奨しています。ロックや水割りで飲んでみると、やはりアルコールが尖っている感がありますが、それなりに美味しい味だと思います。
https://www.wakatsuru.co.jp/saburomaru/products/