トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

エミリの小さな包丁 森沢明夫

2020-04-13 08:20:30 | 本 2020年
この時期
何か癒される本はないかと探したのがこの本

題名と表紙の台所の絵から
料理の話と想像できたが
いきなりプロローグで
包丁をバックに忍ばせて
どこかの家を訪問するあたり
サスペンスか?とも思ってみたり・・・

25歳のエミリ

都会でつらい思いをし
田舎の漁師町で
一人暮らしをしている母方の祖父の家に
逃げてくる

そこから始まる祖父との二人暮らし

釣りと魚料理が得意な
優しい祖父

テレビもない穏やかな生活

でもそこにまで
世間の冷たい目はやってくる

実際の失敗よりも
世間の目の方が怖いかも

それは親しくしていた
身近な人から襲ってくる

なんでこんな人と付き合ってるんだか
毒を持っているとわかっている人と・・・
このシーンが一番むかついた!!

世界は変えられなくても
気分は変えられる

この話に出てくる作家が書いた本の中に出てくる一説

周りを変える必要なんてない
自分の心を変えればいいのだ
それが自分の人生を変える

そして最後にプロローグの意味がわかる

都会でのつらい経験が
お決まりの不倫というのは
やっぱりなと言う感じで
がっかり

魚料理がおいしそう
砥石で丁寧に包丁研いでみようか

私がつけた別題は
「おじいさんと包丁と風鈴」かな?

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