トライアングルの部屋

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誰か 宮部みゆき

2010-09-09 19:36:26 | 本 2010年
今多コンツェルン会長の運転手の事故死
自転車にぶつかられたための死

犯人はつかまらない

犯人が名乗り出てくれるよう
運転手の次女が父親の伝記本を出版したいと言い出す

それを手伝うのはこの本の主人公
コンツェルンの娘婿で
社内広報誌の編集を担当している杉村三郎

だが運転手の長女は大反対
彼女には幼いころの恐ろしい記憶があるからだった

大企業
その令嬢の自宅
夫婦と娘の仲のよい家族

そんな背景が飽きないで読んでいけた理由かも

結末は少しがっかり
最後まで悪い人が出てこなかったのに

男女のドロドロなど微塵も感じなかったストーリーなのに・・・

主人公が四歳の娘に読んであげていたスプーンおばさんを読んでみたくなった


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