ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

公立の学校と連携して子どもをサポートする♪

2009-04-03 16:57:41 | 教育論
先日、感覚統合などをしている教育機関の心理担当の先生から(事前に☆ちゃんの親御さんからお願いされていました)
お電話をいただきました。
虹色教室に通っている☆ちゃんは、最近、こちらの教育機関で
感覚統合などの訓練を受けています。
この心理担当の先生はとても熱心な方で、
☆ちゃんがより暮らしやすく、少しでも発達の助けとなるように、
わたしの教室や、☆ちゃんの通っている小学校の先生と連携して
☆ちゃんをサポートしていこうと考えているのです。

電話で、虹色教室での☆ちゃんの様子をお伝えし、
☆ちゃんが何ができて何ができないのか、
今後の可能性は何か、
それにはどのような支援が必要か
など長い時間、話し合いました。

お電話をくださった先生が、
公立の小学校との橋渡し役をしてくださるそうなので、
私もこれまで考えていながら言えなかった
公立の学校への要望をいくつかあげさせていただきました。

☆ちゃんはできることとできないことの開きがとても大きいため、
できないことをマスターして先に進もうとすると
いつまでもそこで停滞しています。
適度に道具を使う(かけざん表や電卓…)などして補いながら、
できる部分は、本人の学年の学習も並行して学んでいった方が
良いように思っているのです。
また小学校でも、☆ちゃんの得意な作業能力を生かせる場があれば、
(☆ちゃんはコツコツと細かい作業を続けることができます)算数の学習でも
できることが増えるかもしれないと感じています。


☆ちゃんが、この教育機関で受けた感覚統合に関わるテストの点は
非常によくないものでした。
感覚情報のインプットの段階で
大きな問題を抱えているのです。

しかし、☆ちゃんが、虹色教室で作ってくれる工作作品、絵、ブロック作品、
遊びの展開の様子などはとてもしっかりしていて、
そのアウトプットの能力は
同年齢のハンディーのない子たちと変わらないこともたくさんあるのです。社会性もしっかり発達しています。
(確かに虹色教室でも、数にまつわる記憶や操作方法、計算能力、
言葉でイメージすることなどは深刻な問題も感じています。)


そうした☆ちゃんの能力の不思議は、お電話をくださった先生も
とても興味を持っておられました。

☆ちゃんは顔立ちもなのですが、雰囲気も心のあり方も好みも
「美しさ」を感じさせる子です。
私は、将来は☆ちゃんのハンディーは
個性として、魅力のひとつとなるのだろうな…と感じています。

それまで、さまざまな場で☆ちゃんを取り巻く大人たちが連携して、
☆ちゃんの自尊感情を高め、生活技術を身につけるお手伝いをしていけたら
良いな♪
と思っています。



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