『子供たちの特性を活かす アスペルガー症候群』宮尾益知 日東書院
の中には、
「死ね」「殺す」などの言葉の使い方と使える場所を教えてあげて、
練習することも有効です。
という一文があります。
「死ね」や「殺す」を練習するっていったいどういうことなんでしょう?
テレビをつけると、戦闘シーン、映画のシーン、
お笑い芸人が冗談で言う「死ね」「殺す」の言葉、
ニュースの殺人事件の報道、子供向けのアニメで冗談半分に使われる「死ね~」「殺す」の言葉…
子供たちは、毎日こ
うしたショッキングな言葉に触れながら
生活しています。
アスペルガー症候群の子は、場面や状況によって
「良い・悪い」が変わることが理解できません。
ですから、幼稚園で「死ねと言ってはいけません」と言われれば、
お家で使うでしょうし、お家で禁止されれば、病院やスーパーで使うかもしれません。
本人はテレビのヒーローが使った言葉として認識して、
ダメと禁止されている場面以外では使っていいと思っている可能性があるのです。
ですから、戦争のような場所で使うもの
と使うシーンそのものを教えることで、それ以外は使ってはダメなんだ~
と学ばせることになるのです。
アスペルガー症候群の子は、視覚認知優位なので、
ショッキングなシーンといっしょに聞いた言葉は、
何度もふっと思い出して使ってしまう…という状態になりやすいです。
認知処理形態として、部分にこだわってしまうため、
大人が一番学んでほしくない言葉や、使ってほしくない言葉に
こだわりを感じてしまう場合もよくあると思います。
そうした理由とは別に
アスペルガー症候群の子やその周辺のグレーゾーンの子どもたちが
「死ね」「死にたい」「殺す」「死んだの?」という言葉をよく使う理由は、
「死」ということはもっともわからない言葉だから…
と言えます。
アスペルガー症候群の子は、生きたあとにくる「死」の存在を意識できないのかもしれない…と言われています。
想像することが、非常に苦手なのです。
ですから、その言葉の持つ深刻さがわからずに
残酷な言葉を多用してしまうのかもしれません。
私はこうしたハンディーキャップを持った子が
周囲を驚かすような言葉を使う場合、
社会そのもののあり方や報道の仕方を反省していかなければならないと感じています。
何でもテレビのせいにしたいわけではありません。
しかし、アスペルガー症候群の子にとってテレビの影響は、
想像以上に大きいのです。
親の言葉のニュアンスは真似ないのに、
テレビのニュースの標準語をそのままコピーしたように使ったりする…という
特徴を持っているくらいです。
海外ではアスペルガー症候群の人の起こす残虐な事件は皆無といっていいほどなのに、日本では殺人事件が何度も起こっていることからも
報道のあり方を見直していかなければならないと考えています。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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の中には、
「死ね」「殺す」などの言葉の使い方と使える場所を教えてあげて、
練習することも有効です。
という一文があります。
「死ね」や「殺す」を練習するっていったいどういうことなんでしょう?
テレビをつけると、戦闘シーン、映画のシーン、
お笑い芸人が冗談で言う「死ね」「殺す」の言葉、
ニュースの殺人事件の報道、子供向けのアニメで冗談半分に使われる「死ね~」「殺す」の言葉…
子供たちは、毎日こ
うしたショッキングな言葉に触れながら
生活しています。
アスペルガー症候群の子は、場面や状況によって
「良い・悪い」が変わることが理解できません。
ですから、幼稚園で「死ねと言ってはいけません」と言われれば、
お家で使うでしょうし、お家で禁止されれば、病院やスーパーで使うかもしれません。
本人はテレビのヒーローが使った言葉として認識して、
ダメと禁止されている場面以外では使っていいと思っている可能性があるのです。
ですから、戦争のような場所で使うもの
と使うシーンそのものを教えることで、それ以外は使ってはダメなんだ~
と学ばせることになるのです。
アスペルガー症候群の子は、視覚認知優位なので、
ショッキングなシーンといっしょに聞いた言葉は、
何度もふっと思い出して使ってしまう…という状態になりやすいです。
認知処理形態として、部分にこだわってしまうため、
大人が一番学んでほしくない言葉や、使ってほしくない言葉に
こだわりを感じてしまう場合もよくあると思います。
そうした理由とは別に
アスペルガー症候群の子やその周辺のグレーゾーンの子どもたちが
「死ね」「死にたい」「殺す」「死んだの?」という言葉をよく使う理由は、
「死」ということはもっともわからない言葉だから…
と言えます。
アスペルガー症候群の子は、生きたあとにくる「死」の存在を意識できないのかもしれない…と言われています。
想像することが、非常に苦手なのです。
ですから、その言葉の持つ深刻さがわからずに
残酷な言葉を多用してしまうのかもしれません。
私はこうしたハンディーキャップを持った子が
周囲を驚かすような言葉を使う場合、
社会そのもののあり方や報道の仕方を反省していかなければならないと感じています。
何でもテレビのせいにしたいわけではありません。
しかし、アスペルガー症候群の子にとってテレビの影響は、
想像以上に大きいのです。
親の言葉のニュアンスは真似ないのに、
テレビのニュースの標準語をそのままコピーしたように使ったりする…という
特徴を持っているくらいです。
海外ではアスペルガー症候群の人の起こす残虐な事件は皆無といっていいほどなのに、日本では殺人事件が何度も起こっていることからも
報道のあり方を見直していかなければならないと考えています。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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何か叱られるようなことをしてしまったらしく、
(本人は何もしてないと言っていますが・・)
「おじさんに死ねって言われた。
大人が使っちゃいけないよね~」
と話してくれました。
大人は使っちゃいけないと
わかっているみたいです。
学校でもよく言っているそうで
主治医の先生にも相談をしました。
理由を説明しても理解することが難しいので
その場で「使ってはダメ」と注意するようにと
教えていただきましたが・・。
私の前ではちょっと躊躇するようにはなりました。
でもやっぱり気になる言葉です。
そのことで悩んで来ました。そして、これからどのように方向付けたら良いのか…とも思い悩んでいます。
息子は(4歳)子ども(特に赤ちゃん)の泣き声が苦手です。
泣いている子を見かけると、どんなに楽しく遊んでいても泣き声に気を取られて何もかもが手に付かずソワソワし出し、ついに暴言に変わってしまいます。
暴言の内容は「そんなに泣いていたら、死んでしまうで」とか、「また、泣いてる子がいるな!海に放り込まれて溺れて死んでしまえ」などです。
傍で聞いていると、なんて恐ろしい事を言うのだろう!と驚愕します。我が子の言葉に親が相当なショックを受けるのですから息子に暴言を吐かれた子どもさんも、その親御さんも、もっともっと酷くショックを受けるはずです。
その場で、「そんな言葉を使ってはいけません」「相手の子が嫌な気持ちになる」「死ぬという言葉は悪い言葉」などと教え続けているのですが暴言は治まりません。(ただ、4月から通うようになった保育園ではここまでの暴言には発展しないようなのです。)
他の場面でも、「死」という言葉を使う事もありますが、とにかく今、1番困り果てているのは泣いている子への暴言です…。
上のような私の教え方では、息子には伝わっていない…どう言えば、良いのだろう…と、悩みます。
支援センターなどの先生には、「泣いてるの、嫌だね」と共感してあげて下さい。また、泣いている子から、逃げて下さい。相手の親御さんに、お母さんが謝って「この子は泣き声が嫌いなんです」と開き直るくらいの気持ちでいて下さい。というアドバイスを受けるのですが半分納得し、半分納得できないのです。
残酷な言葉を、相手に言ってはいけない。
を、教えたいのです。
逃げるのも、ありですが…というより、その場から逃げずにはおれないので結局、謝罪して息子を抱えて逃げるのですが…。
残酷な言葉で相手を攻撃してはいけないのだ。相手は傷つくのだと理解して、“攻撃を止めて”欲しいのです。
アスペルガーの子は、相手の気持ちになるのが苦手だからこそ、アスペルガーなのだと思うのですが、この特徴を理解し受け止めた上で、どのように教えて行けば良いのかと思考錯誤です。
物語にして相手の気持ちを表現したり等など…自分なりに工夫してみるのですが、頭の固い私の工夫はしれています。
私は考えすぎ・過敏になり過ぎなのだろうか…今は、共感して(泣いている子から)逃げているだけでいいのだろうか。
残酷な言葉を言ってはいけないと教えよう・理解させようというより、自然に収まる時期を待つべきか?保育園という集団の中で、お友達に指摘してもらったりして自分で学んで行くのを見守るべきなのか…という迷いもあります。
こういうやり方はどうだろう?という物がありましたら、お時間がある時に教えて頂けると嬉しいです。
お忙しい中、真に申し訳ありません。
どうぞ宜しくお願い致します。
(4月度に、親子レッスンを新規で受けさせていたく事になっています。レッスンの際に質問させて頂こうと思っていたのですが、記事にして下さっているのを読み、つい、コメント欄にて発言してしまいました。)
長々と申し訳ありません!