昨日は5歳のアスペルガー症候群の☆くんが、お父さんとお母さんといっしょに
はるばる長野からいらしてくれました。
☆くんには今日のブロック教室にも参加してもらいました。
☆くんはおだやかな気質のかわいい男の子。
ブロックが好きで、遊園地や動物園をどんどん作ります。
☆くんに課題をしてもらおうと声をかけると、
強い拒絶があります。
また集団でのゲームのような遊びには頑として参加しようとしません。
またこちらから何かさせようとすると
聞こえていないように見えたり、理解していないように見えます。
いつまでも一人遊びに興じていたい~
という雰囲気を☆くんは放っています。
しかし、そんな☆くんが、意外な一面を見せるときが何度かありました。
自分に振られた課題には
無関心を決め込んでいる☆くんですが、弟の★くんに問題を出そうとすると、
「ちゃんとしないといけないよ~」と課題への取り組み方を注意したり、
問題の答えを次々言ったりしているのです。
弟くんが解いている間は、
課題にしっかり関心を寄せています。
また、集団でのブロック教室では、不参加を決め込んでいた☆くんですが、
みんなが帰ったあとで、ひとりで
他の子たちが作っていた作品を再現しているのです。
☆くんは課題をしようとしないし参加しないため、
外からはできないことが多いように見えるのですが、
さまざまな点で能力も理解力も高いものを持っているのがわかりました。
ソーシャルスキルの問題も、
行動としてはできないけれど
ペーパー上の問題としてはほとんどわかっているのです。
☆くんは来年の就学の際、どのようなことに気をつけたら良いのでしょう?
私は行動として☆くんができることより
かなりレベルが高いこともどんどん見せていくことや
体験させていくことの大切さを感じました。
また学校の宿題等も、☆くんに向かって説明するのが難しいときは、
弟くんに楽しく取り組ませるようなシチュエーションを作って
☆くんが間接的に参加できるようにする方法も良いかと思いました。
またお友だちに興味がないように見えても、
ゲームの駒だけ参加させていると、
最後のほうにはゲームに笑顔で参加できたり、
呼びかけても知らんふりしていたのに、
私が用事をしていると、つついて関心をひこうとしていたりしました。
こうした姿から、大人がお友だちとのかかわりを
少しでも良いものになるよう支援してあげる必要を感じました。
お家にひとりだけおとなしいお友だちを呼ぶくらいなら抵抗がないなら
そうした時間を定期的に作ってあげるの良いですよね。
参加していなくても
見ているだけでさまざまなことを吸収している
しっかり理解できる力を持っている
無関心を決めているときも、もう一歩で参加できるところまで近づいてきている
直接自分に向けられた課題でなければ解こうという意欲を持っている
実際、行動に現われている以上の社会性を持っている
ということを、いつも頭に置いて、
☆くんに接していくことが大事ではないでしょうか?
☆くんは、書き順がでたらめな文字を書いて
注意を受けても直そうとしないところがありました。
きちんとした書き順を教える方法は次回に書きますね。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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はるばる長野からいらしてくれました。
☆くんには今日のブロック教室にも参加してもらいました。
☆くんはおだやかな気質のかわいい男の子。
ブロックが好きで、遊園地や動物園をどんどん作ります。
☆くんに課題をしてもらおうと声をかけると、
強い拒絶があります。
また集団でのゲームのような遊びには頑として参加しようとしません。
またこちらから何かさせようとすると
聞こえていないように見えたり、理解していないように見えます。
いつまでも一人遊びに興じていたい~
という雰囲気を☆くんは放っています。
しかし、そんな☆くんが、意外な一面を見せるときが何度かありました。
自分に振られた課題には
無関心を決め込んでいる☆くんですが、弟の★くんに問題を出そうとすると、
「ちゃんとしないといけないよ~」と課題への取り組み方を注意したり、
問題の答えを次々言ったりしているのです。
弟くんが解いている間は、
課題にしっかり関心を寄せています。
また、集団でのブロック教室では、不参加を決め込んでいた☆くんですが、
みんなが帰ったあとで、ひとりで
他の子たちが作っていた作品を再現しているのです。
☆くんは課題をしようとしないし参加しないため、
外からはできないことが多いように見えるのですが、
さまざまな点で能力も理解力も高いものを持っているのがわかりました。
ソーシャルスキルの問題も、
行動としてはできないけれど
ペーパー上の問題としてはほとんどわかっているのです。
☆くんは来年の就学の際、どのようなことに気をつけたら良いのでしょう?
私は行動として☆くんができることより
かなりレベルが高いこともどんどん見せていくことや
体験させていくことの大切さを感じました。
また学校の宿題等も、☆くんに向かって説明するのが難しいときは、
弟くんに楽しく取り組ませるようなシチュエーションを作って
☆くんが間接的に参加できるようにする方法も良いかと思いました。
またお友だちに興味がないように見えても、
ゲームの駒だけ参加させていると、
最後のほうにはゲームに笑顔で参加できたり、
呼びかけても知らんふりしていたのに、
私が用事をしていると、つついて関心をひこうとしていたりしました。
こうした姿から、大人がお友だちとのかかわりを
少しでも良いものになるよう支援してあげる必要を感じました。
お家にひとりだけおとなしいお友だちを呼ぶくらいなら抵抗がないなら
そうした時間を定期的に作ってあげるの良いですよね。
参加していなくても
見ているだけでさまざまなことを吸収している
しっかり理解できる力を持っている
無関心を決めているときも、もう一歩で参加できるところまで近づいてきている
直接自分に向けられた課題でなければ解こうという意欲を持っている
実際、行動に現われている以上の社会性を持っている
ということを、いつも頭に置いて、
☆くんに接していくことが大事ではないでしょうか?
☆くんは、書き順がでたらめな文字を書いて
注意を受けても直そうとしないところがありました。
きちんとした書き順を教える方法は次回に書きますね。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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今までずっと「集団の活動に参加できればいいな」と親のエゴ目線で見ていた事、その事ばかりに注目していた事反省しました。
先生の子供への接し方とても勉強になりました。
1つ1つ言葉で今の状態を表現していましたね。
そして環境がいかに大切かも感じました。
これからも勉強させてくださいね。