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ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

検査でアスペルガー症候群が指摘されても、学校で発達障害を認めてもらえない子 6

2009-01-09 10:55:31 | アスペルガー症候群
☆くんの話に入る前に、かなり長い前置きがあります。めんどうな方は読み飛ばしてくださいね。

数日前から急に体調を崩してしまい、
更新がストップしていました。
(風邪ではないので、なんとか昨日の夕方まではレッスンしていたんですが、その後ダウン。)
いつも少し無理をすると(一般的な人と同じくらい仕事をすると)
頭痛、めまい、吐き気…で起き上がれなくなるのです。
そこで、神経質なくらい体調に気づかって毎日過しています。
ちょっと手や目がピリピリしびれる感じがしたらサインなので、
即、している作業をストップさせてます。
おかげで、家事でもメールのお返事でも効率悪いんですけど…
コメントなんてほとんどお返事できてなくてすいません~

…私はこれまでも

もう少し体力さえあれば…体調さえ良ければ…
(別にそそっかしくてミスが多いという最大の欠点こそありますが)
人生変わってただろうな…と思うことがよくありました。
年々、物覚えも手先の器用さも要領も良くなっているものの、
体力や体調がネックになってうまくいかないことが多すぎるのです。

でも、この頼りない身体のせいで、
今自分は、自分の資質に合った仕事に出会えているし、
身体が強ければわからなかった
さまざまな辛い体験をしている方の気持ちを理解できたとも感じています
他の人の痛みって、自分が同じような体験をしないと
本当にはわからないんですよね。
私が体調崩して、一番親身になって介抱してくれるのは、
高校時代体調を崩しやすかった娘です。
(この頭痛、めまい、吐き気…の体質は祖母、母、私、娘…と続いてます)
息子も高校に入ってからのハードな生活のせいで
すっかり頭痛持ちになったので、私にお茶を買って来たりしてくれました。

ポジティブシンキングってわけではないのですが、
そんな風に体調悪いのは、人の気持ちを学べる機会にもなって、悪いばかりじゃないんですよね。

体調崩したとき力強い味方なのが、
本当に身体壊したときから通い出した
『あらき鍼灸整骨院』(電話06-6477-1189)です。
とにかく先生の腕が良いので、
これまでどんな整骨院に通っても良くならなかった症状も、一日~二日で良くなるようになりました。私はここのおかげで仕事を続けていけてるようなものです。
良心的で誠実な先生なので
値段がとても安いのに
じっくりていねいに治療してくれます。
どこの病院に行っても身体の痛みが取れない…という方、オススメですよ♪


前回の続きです。

広汎性発達障害の子への支援が整った国では、
2次障害は皆無といっていいのだそうです。
けれども日本では、もっとも障害が軽いと思われる子でも
学校生活の結果
重い二次障害に苦しんでいる状態です。

この原因は、公立の学校で
広汎性発達障害の子への特別な配慮が
ほとんどされてこなかったためだと思われます。

配慮しないから問題行動が顕著になる
2次障害となる

という繰り返しが
毎年見過ごされて、

担任の能力のなさや
親の育て方や
本人の努力しなさ
聞き分けのなさのせいにされて、
何の解決もしないまま時が過ぎてきたのだと思います。

視覚優位の子への正しい対応
目で分かる特別な教材
聞き取りが難しい子のために、短い内容を一つ一つ確認しながら
伝達する
高機能自閉症の子のコミュニケーションの難しさを
クラスの子にわかるように説明する方法
パニックを起こした子の避難場所

などを
担任の先生だけが責任を負うのではなく、
「学校」という大きなまとまりの中で
解決していく必要があると思うのです。

「広汎性発達障害の子は他人の心が読めない」「他人の心を理解しよういう気持ちもない」とよく言われます。
これにはちょっと注意が必要です。
ただ広汎性発達障害の子は、「自分の心とちがう心の仕組みの人のことがわからない」だけだからです。

それなら一般的な人も
「広汎性発達障害の子の心が読めない」し
多くの方は、自分と異なる心(広汎性発達障害の子の心)を理解しようする努力をしません。

自分の心と同じでないものを理解しにくいのは
お互いさまなのです。

学校先生方が、
自分と同じ心の仕組みの子しか受け入れないし
理解しようとしない
とすれば、それはどんなに理由をならべても
間違ったことです。
広汎性発達障害の子たちに、
他人の心を理解したり、ソーシャルスキルを学ばせたりするには、

まず先生方が、
自分とは違う認知の仕方をする
広汎性発達障害の子について
よく学ばなくてはならないのではないでしょうか?
子どもが問題行動を起こすとき
その出来事から学校全体が積極的に学んでいって
ひとつひとつどの子にとっても過しやすい環境づくりを進めていく
必要があると思っています



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひろりん)
2009-01-09 23:33:34
では、どうすれば先生に広汎性発達障害のことを
学んでいただけるのでしょうか。。
 何かいい方法は無いでしょうか。。
 3年生の息子は又、席替えで一番後ろの席になりました。息子が後ろにいる事で、授業がスムーズに行えるようになった言う先生。。こうして欲しいとか、お願いや、クレームを言うと
「特別学級では、対応できるんですが。」
と、すぐに特別学級を勧めるんです。。
いつもその言葉に加え、
「ご両親が望まないのであれば、決して進めませんが。」とのこと。
  アスペルガーの子供の記事があるたびに、どう、学校側に働きかけていいのか、悩んでいます。
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Unknown (てちはは)
2009-01-11 10:06:56
学校への働きかけは確かに難しいです。
娘は現在4年生。来月、来年度からの対応について学校に相談に行きます。
娘はグレーゾーンではっきりとした診断名は付かなかった子ですが、
それでも検査の結果を診た医師やカウンセラーの方達の判断は
「普通の子達と全く同じ対応での学校生活は難しい子だ」と・・・
何だか宙ぶらりんな状態です。
3年生までは無難に学校生活をおくれていたことを思えば、やはり担任次第なのかと考えてしまいます。

返信する
Unknown (ひろりん)
2009-01-14 22:30:48
てちははさん、ありがとうございます。
うちも、グレーゾーンです。ちゅうぶらりん。という言葉が、今の息子にもぴったり当てはまります。
どうすればいいのか、わからないまま毎日が過ぎ、何か問題があるたびに、ココに来ては「んんん~」と
悩んでいます。本等でも、知識はつめこみましたが、さてなにをしていいのか?このまま、働きながらの子育てでいいのか?知識は詰め込んだと書きましたが、
読みつつも、本当にアスペルガーなのか?
 宙ぶらりん。。私も、子供も、学校も、
まさに、その通りです。苦笑^^
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