前回の☆ちゃんは、整理整頓が苦手、
自分のことをテキパキこなすことが苦手、
といったADDの子の特徴をたくさん持っているそうです。
今、病院の検査を待っているところなので、
☆ちゃんに軽度発達障害があるのか、ないのか、
わからない状態です。
私が接して感じたのは、診断名はつかないレベルだけれど、限りなくグレーな部分のある子ではないか?と思えました。
また、今回の事件は、
ADDの子のルーズさからというより、
アスペルガー症候群の受動型の子の友達関係の難しさから
起こったように思えました。
なぜ、私がアスペッ子ではないか?と感じたかと言うと、
☆ちゃんのお母さんが私に事件のあらましを説明している間、
☆ちゃんの表情に張り詰めたようなところも、気持ちの変化も、
強い感情の高ぶりも感じられなかったことです。
ADDだけある子の心が傷ついて2次障害を起しているために
まるで解離したような状態になっているとすれば、
行動の中に軽いチックのような症状が現れていてもおかしくない気がしました。
私が面倒を見ていた子で、
わざと辛い感情から気持ちをそらそうとしている子の場合、
遊んでいる時に物を乱暴に扱ったり、つめを立てる、つめかみ、
何度も空腹を訴える、元気すぎ、
といったその問題とは別のところで、気になる
態度が見られていました。
しかし、☆ちゃんの場合、
話が「色鉛筆を盗った」と主張する友達のことに触れても、
まるでそうした主張をする相手の気持ちや、
そう言われたことに対する自分の気持ちが
まったく想像できないかのような表情をしているのです。
そこで「☆ちゃんが、普段、お友達やお父さんお母さんの悪口や
文句を言うことがありますか?」
と☆ちゃんのお母さんにたずねてみました。
すると、思ったとおり、
これまで、友達の悪口を言うのは聞いたことがない。
父親から強く叱られても、陰で祖父母に言いつけるようなことはまずない。
という答えが返ってきました。
私の知っている受動型のアスペルガーの子たちと、
とてもよく似ています。
そうした子らは、
いつもお友達に引っ付いていて、言うまま、されるままになっていますが、
そのことで不満を口にしたり、陰口を言うようなことが
まったくないのです。
だからといって、悪口を言わないでおこう…という精神的な
決意も見られません。
独特の、他人や自分の気持ちに対する無関心さや鈍感さが
あるのです。
それは外からは、
どこか自信がなさげで、おとなしく優しそうな印象となって見えます。
悪口を言わないことは良いことだし、
純粋で心がきれいな性格なんだからいいのでは…?
とも思えるのですが、
それがなぜか…
今回のように全ての悪い問題をひとりでかぶってしまうような
事件に結びつきやすい特徴でもあるのです。
話が長くなったので、続きは次回に書きますね。
↑
いつもどうもありがとうございます。
自分のことをテキパキこなすことが苦手、
といったADDの子の特徴をたくさん持っているそうです。
今、病院の検査を待っているところなので、
☆ちゃんに軽度発達障害があるのか、ないのか、
わからない状態です。
私が接して感じたのは、診断名はつかないレベルだけれど、限りなくグレーな部分のある子ではないか?と思えました。
また、今回の事件は、
ADDの子のルーズさからというより、
アスペルガー症候群の受動型の子の友達関係の難しさから
起こったように思えました。
なぜ、私がアスペッ子ではないか?と感じたかと言うと、
☆ちゃんのお母さんが私に事件のあらましを説明している間、
☆ちゃんの表情に張り詰めたようなところも、気持ちの変化も、
強い感情の高ぶりも感じられなかったことです。
ADDだけある子の心が傷ついて2次障害を起しているために
まるで解離したような状態になっているとすれば、
行動の中に軽いチックのような症状が現れていてもおかしくない気がしました。
私が面倒を見ていた子で、
わざと辛い感情から気持ちをそらそうとしている子の場合、
遊んでいる時に物を乱暴に扱ったり、つめを立てる、つめかみ、
何度も空腹を訴える、元気すぎ、
といったその問題とは別のところで、気になる
態度が見られていました。
しかし、☆ちゃんの場合、
話が「色鉛筆を盗った」と主張する友達のことに触れても、
まるでそうした主張をする相手の気持ちや、
そう言われたことに対する自分の気持ちが
まったく想像できないかのような表情をしているのです。
そこで「☆ちゃんが、普段、お友達やお父さんお母さんの悪口や
文句を言うことがありますか?」
と☆ちゃんのお母さんにたずねてみました。
すると、思ったとおり、
これまで、友達の悪口を言うのは聞いたことがない。
父親から強く叱られても、陰で祖父母に言いつけるようなことはまずない。
という答えが返ってきました。
私の知っている受動型のアスペルガーの子たちと、
とてもよく似ています。
そうした子らは、
いつもお友達に引っ付いていて、言うまま、されるままになっていますが、
そのことで不満を口にしたり、陰口を言うようなことが
まったくないのです。
だからといって、悪口を言わないでおこう…という精神的な
決意も見られません。
独特の、他人や自分の気持ちに対する無関心さや鈍感さが
あるのです。
それは外からは、
どこか自信がなさげで、おとなしく優しそうな印象となって見えます。
悪口を言わないことは良いことだし、
純粋で心がきれいな性格なんだからいいのでは…?
とも思えるのですが、
それがなぜか…
今回のように全ての悪い問題をひとりでかぶってしまうような
事件に結びつきやすい特徴でもあるのです。
話が長くなったので、続きは次回に書きますね。
↑
いつもどうもありがとうございます。