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こんな親の子どもは「うつ」になりやすい…?

2008-09-21 09:38:43 | 番外
知人に 『なぜ、うちの子だけが、うつになる?』税所弘 三五館
という本を貸していただいて読みました。

著書の中で
『うつ』になりやすい子どもの性格として、
次の6つがあげられていました。

①表裏一体の性格傾向

真面目で几帳面で、仕事に勉強に全力投球するタイプ。
責任感が強く、絶対ミスが起こらないように努力する。

②対人過敏型

しっかり者に見えるが、内心は依存心が強い。人の顔色をうかがうタイプ。

③完璧主義型

物事を順序だてることはできるが、柔軟性がないため、順序が変ると修正ができない。

④循環気質型

明るく社交的でおせっかいやき。肥満気味に見られ、躁鬱になりやすい。

⑤執着気質型

日本人に多い
外面がよく堅実で真面目。態度は丁寧すぎる。

⑤メランコリー親和型

外面的には相手の主張にあわせるが、内面では他の主張を受け入れていない。

6つの型に共通して、他人に頼まれると断れない。
たくさんのことを背負いすぎるところがあるそう…

日本では、うつになりやすい性格でないと、
周囲から迫害されるほど…
上の6つの性格が子どもに求められている
ような気がします。
でもそれが、日本の子供たちの精神を蝕んでいるのではないでしょうか?

フィンランドなどの海外の教育法や育児にも眼を向けて、
義務をはたすだけでなく、
おおらかに生活を楽しむ気持ちを育てることも大事ですね。


こんな親の子どもはうつになりやすい

①何も言わない親、言えない親

親が子どもが何を怒っているのか不満に思っているのかわからないので、
子にアドバイスしないか、しても子の心とズレがある。

子どもは、青年期まで、勉強も部活にも能力を発揮し、
親に心配かけないようがんばっている。イエスマンのため、職場の対人関係がうまく行かず、ドロップアウトする。

②強制的、批判的な親

子どもを自分の分身と思い、自分の思い通りにしようとするが、自分が強制的批判的であることに気づいていない。
自分の思い通りにいかないことに怒りを感じ、
子どもの攻撃に対してはさらに批判で対応する。

子どもは40代になるまで、親の強制的な態度に耐えている(ケースが多い)
しかし限界に達すると、ひきこもりや不登校になる

③自己防衛する親

言葉では反省したフリをしつつも、
心の中では子どもを批判。自分を正当化している。
その反面、体裁だけは取り繕うとする。

子どもは攻撃的になる。


対人関係の中でも
わが子への態度って、なかなか良いものにしようと努力するのを
怠ってしまうことだと思います。
特に うつになりやすい子は、だれから見ても良い子で
親がそれを見て反省して子育てを改める…となりにくいです。
それで行くところまで行ってからしか
自分の誤りに気づけないことが多いです。

こうした情報を頭の隅に置いておくのも大切ですね。
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