ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

PASSION

2006年07月21日 | TC-1

鈴木祥子のライブ。Shibuya O-EASTにて。
いちおう「レコ発ライブ」ってことになっているが、新譜出たのはもう半年前。祥子さんらしいことで。

今回はバンド無し、"SOLO"と銘打って、ピアノ、ウーリッツァー、ギター(アコースティック&エレキ)の4種の楽器を駆使してのオール弾き語り。私としては久しぶりにアコースティックピアノによる弾き語りが聞けるのは嬉しい。電子ピアノの時よりも、大きく、強い演奏になる感じ。
冒頭、そのピアノによる3曲が圧倒的。「愛の名前」「何がしたいの?」「PASSION」。拍手する間を与えずに続けざま。緊張感と気迫。感情移入が強い、というレベルを超えてもう、凄みというか鬼気迫るというか。ギターに持ち替え、"女の恨み3連発"と称して「holdmethrillme~」「黙って笑ってそばにいる女」「舟」。「黙って笑って~」が特に良かった。完璧な歌唱。
序盤の6曲で凄みを見せた後は、トークも増えて、いつもの親しみやすい祥子さんの感じ。カバー曲はビートルズの「Blackbird」。いつも思わぬ曲がとびだしてサプライズな"懐かしい曲コーナー"、今回は1stアルバムから「ベイビー イッツ ユー」、3rdから「ひとりぼっちのコーラス」。18年前と16年前の曲だ。祥子さんが24歳だった時は私も同じ24歳だったわけで・・・、つい私もいろいろなことを思い出してしまう。
終盤は再びアルバム「鈴木祥子」の世界。衣装や小道具を活かした演劇風アカペラでエロさ剥き出しの「LOVE/IDENTIFIED」。本編の最後は「道」でしみじみと。
アンコールは5曲。坂本真綾に提供した「風待ちジェット」のセルフカバー。なんだか別の曲のように聞こえる(笑)。噂に名高き「東京で生まれた女」も出た。おなじみ「新しい愛の詩」や「Goin' Home 」をやって、終演。よかった、よかった。

会場販売の新グッズ「創作ノオト(中)」を購入。一昨年に出た「創作ノオト(上)」みたいな物かと思ったら、これは5曲入りCD付き。未発表曲2曲やら25歳で急逝した西山達郎(初恋の嵐)の曲のカバーやら、このおまけCDは価値あり。ファンなら必携。


camera: Minolta TC-1  film: Agfa OPTIMA PRESTIGE400