エリザベスタウン

『エリザベスタウン』のDVDを観ました。

主人公のドリュー(オーランド・ブルーム)
は、
シューズ会社のデザイナー。

順風満帆にキャリアを積んできた彼に、悲劇が……。

彼がデザインした新製品がまったく売れず、
会社が多大な損害を被り、
ドリューはクビになってしまい、
恋人にも見捨てられる始末。

絶望したドリューが自殺を図ろうとしたそのとき、
1本の電話がきます。

その電話は、ドリューの妹ヘザーからで、
父親が亡くなったという知らせでした。

自殺は数日延期することにして、
父親の葬儀のため、
父親の故郷のエリザベスタウンへ
1人で向かうドリュー。

飛行機の中で暗く沈む彼に、
底抜けに明るい客室乗務員が話しかけてきます。

彼女の名は、クレア(キルスティン・ダンスト)。

彼女のおかげで少し元気の出たドリューが
エリザベスタウンに着くと、
親戚の面々が温かく迎えてくれます。

それでもホテルの部屋で寂しくてたまらなくなった
ドリューは、クレアから渡された電話番号へ
電話をかけます。

このことがキッカケで次第に打ち解け合い、
恋に落ちてゆく2人。

しかし、自殺をする決意は固かったため、
クレアと恋人同士にはならぬままドリューは、
父親の葬儀後、エリザベスタウンを去ることに。

ドリューが発つ前、クレアは1枚の地図を渡します。

その地図には、事細かな指示が記されていて、

それに従って車を走らせるドリュー。

これが、ドリューの人生再生の旅の始まりでした……。


ええ、そうです……。

オーランド・ブルームが目的で借りました……。

けれども、心がほんわかあったかくなる、
いい作品でした。

なんかスッゴク、ケンタッキー州エリザベスタウンの
町並みがよかったです。

ゴチャゴチャしていなくて、のんびりとしていて、
この町で少しずつ、
ドリューの心の傷が癒えていったのも、
よく分かる気がしました。

あと、たくさんのステキな音楽が、
作品のいいスパイスになっていたと思います。

とくに、ドリューがドライブ旅行しているときの音楽が、
場面をかなり盛り上げていました。

この作品のストーリーや音楽もよかったのですが、
キャスティングもよかったです。

ドリューのオーランド・ブルーム、
クレアのキルスティン・ダンスト、
ドリューの母ホリーのスーザン・サランドン、
ドリューの妹ヘザーのジュディ・グリア……
みーんな素晴らしかったです。

スーザン・サランドンは、
夫が亡くなってちょっと情緒不安定な母親を、
ベテラン女優の貫禄たっぷりに演じています。

オーランド・ブルームも、
主人公の誠実で優しく、人懐っこい
キャラにピッタリな感じです。

キルスティン・ダンストは……
最初、彼女だと分かりませんでした。

たくさんの出演作品があるにもかかわらず、
『スパイダーマン』のヒロイン(赤毛)の印象が強かったので、
ブロンドの彼女を見てもピンとこなくて、
あの笑顔を見て、「あぁっ! 『スパイダーマン』の!!」
と、かなり鈍い私でした……。

ブロンドのほうが似合っていて、キレイですね。

クレアを演じる彼女は、とっても輝いています!!!

この作品のとっても素晴らしいところは、
暗く重過ぎないところ。

解雇、失恋、父親の死と、
主人公が不幸の連続を経験しているにもかかわらず、
どこかコミカルな部分があるので、構えることなく、
安心して観れるんです。

後半のドリューの人生再生のドライブ旅行では、
なんだか自分も一緒に旅している気分になってしまいました。

「こんなステキなドライブ旅行をしたい!!!」
と思いましたが、よく考えたら、
私、ペーパードライバーでした……。

観終わってスグよりも、翌日とかにジワジワと
「いい映画だったな……」と、ほんのり思える作品でした。

エリザベスタウン
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・
ジャパン

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エリザベスタウン スペシャル
コレクターズ・エディション

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パラマウント映画提供
「エリザベスタウン」オリジナル・
サウンドトラック

サントラ, ナンシー・ウィルソン,
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ,
エルトン・ジョン, ヘレン・ステラ,
ライアン・アダムス,
マイ・モーニング・ジャケット
BMG JAPAN
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「エリザベスタウン」
オリジナル・サウンドトラック Vol.2

サントラ, トム・ペティ, ライアン・アダムス,
レイチェル・ヤマガタ,
ザ・ビギング・オブ・ジ・エンド,
ピンバック, パティ・グリフィン
BMG JAPAN
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