南極物語

ポール・ウォーカー主演、『南極物語』のDVDを観ました。

南極基地で、探検ガイドとして働く
ジェリー(ポール・ウォーカー)。

彼の仕事には、パートナーが欠かせません。

それは、「犬ぞり」で働いてくれる8匹の犬たち。

ジェリーと犬たちは、強い絆と信頼関係で
結ばれていました。

南極に厳しい冬が訪れるため、ジェリーと犬たちは、
しばしの休息期間に入る予定でした。

しかし、マクラーレン博士(ブルース・グリーンウッド)の
依頼により、今シーズン最後の探検へ行くことに。

博士の目的は、メルボルン山へ行き、隕石を採取すること。

嵐が近づいているとの基地からの無線連絡を受けつつ、
博士の目的を果たすため、幾多もの困難を
8匹の犬たちと乗り越えてゆくジェリー。

一行はやっとの思いで基地へ戻るも、
嵐の勢いは増すばかりで、
直ちに基地から退去するように命令が下されます。

しかし小型飛行機に犬たちが乗る余裕はなく、
ジェリーは、犬たちと残ると強く主張しますが、
あとからすぐに犬たちを迎えに来るからと周囲に説得され、
犬たちに「必ず戻る」と約束をして、ジェリーは
基地をあとにします。

凍傷にかかって意識を失っていたジェリーが
目を覚まし、犬たちは戻ったのか尋ねると、
残酷な現実を突きつけられます。

犬たちが南極の基地に置き去りにされたままだと
知ったジェリーは、どうにかして犬たちを迎えに
行かせて欲しいと懇願しますが、嵐が猛威を奮っている中、
それは許されませんでした。

基地に残された8匹の犬たちは、ひたすら待ち続けました。

「必ず戻る」という、ジェリーの言葉を信じて……。

ジェリーは、約束を果たすことができるのでしょうか???

あぁ……あらすじを書いているだけで、
涙が出てしまいそうです……。

この作品、1983年に高倉健主演で公開された
『南極物語』のリメイク版ですね。

日本版『南極物語』が公開された頃は、
まだ小学生だったので、ストーリーはうろ覚えなのですが、
幼いながらも、TVで観て号泣した覚えがあります。

私、動物モノにはめちゃめちゃ弱いんですよ。

とくにワンコが死んじゃったりとかするって
分かっているのは、なるべく観ないようにしています。

号泣するって分かっているので……。

だから、ハリウッド版『南極物語』も借りないように、
自分の中で封印していたんです。

けれども、DVDのパッケージのポールウォーカーの
カッコ良さと、ワンコたちの可愛さに負けて借りてしまいました。

……案の定、エンディング1時間前くらいから、
ずっと泣き通しでした……。

ワンコたちの演技力がですね、
ハンパじゃなく素晴らしいんですよ!!!

驚くことに、優秀なタレント犬を集めたのかと思ったら、
動物愛護団体などから引き取ったワンコもいるそうです。

結末は分かっているんだけれども、
「早く! 早く!」と手に汗を握り、
エンディングでは号泣してしまいました。

ポール・ウォーカーは、
ホントに犬好きなんだろうなーって思いました。

ワンコたちへ向けるあの優しい眼差しは、
ただの演技ではなさそうです。

実は、ちょっとだけ残念だったことがひとつ……。

それは、物語の中で、
ジェリーと元カノのケイティのロマンスが
絡んでいること。

「ハリウッド的」と言えばそうなんですけれども、
私は、この物語にロマンスは必要ない気がしました。

その分、もっと人間と犬との絆をもっと深く掘り下げて
描いて欲しかったかな……。

まあその残念な部分も、可愛くて賢いワンコたちの
素晴らしい演技がカバーしてしてくれていて、
そんなには気になりませんでしたけれど。

ワンコの可愛さと素晴らしさを再確認できた1本でした。

南極物語
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
このアイテムの詳細を見る

南極物語 (Blu-ray Disc)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
このアイテムの詳細を見る

南極物語
ポニーキャニオン
このアイテムの詳細を見る

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )