THE 有頂天ホテル

THE 有頂天ホテル』のDVDを観ました。

今年の1月に公開され、
とても話題になった作品なので、
詳しいストーリーの紹介は不要かと思いますが、
ちょこっとご紹介。

話は、『ホテルアバンティ』で開催される
カウントダウン・パーティーの2時間前から始まります。

大晦日のこの夜、ホテルの副支配人の
新堂平吉(役所広司)は、次から次へとホテルで起こる
ハプニングの対応に大忙し。

コールガール(篠原涼子)はホテル内をうろつき回っているし、
汚職国会議員(佐藤浩一)が宿泊しているせいで
マスコミが押しかけているし、
「謹賀新年」の垂れ幕の字は間違っているし、
パーティーのショーに出演する予定の凶暴なアヒルは
行方不明だし、自分の別れた妻(原田美枝子)と
何年か振りで再会してしまうし……。

たった2時間の出来事とは思えないくらいのハプニングが、
新堂に降りかかります。

ハプニングは、新堂にばかりにではなく、
個性豊かなホテルの従業員たちや、
いろいろな問題を抱えた宿泊客たちにも降りかかります。

みんな、無事に新年を迎えることができるのでしょうか……?


とにかく……モノスッゴック面白いです!!!

皆さんご存知の通り『THE 有頂天ホテル』は、
三谷幸喜さんの脚本・監督作品。

私は三谷幸喜さんの笑いのセンスが大スキなので、
彼のエッセイや映画、ドラマなどは結構チェックしています。

『ラヂオの時間』、『みんなのいえ』に続き、
この作品は三谷幸喜監督作品の第3作目に
なるんですけれども、3作品の中で一番面白かったです!

「面白い」というのは、笑える面白さはもちろんなんです
けれども、ストーリーの展開もめちゃめちゃ面白いんです。

ホントに「超オールスターキャスト」で登場人物が多く、
ストーリーがどんどん展開してゆきます。

「こんなに大風呂敷を広げて大丈夫なの? 
収拾つかなくなるんじゃ……」って心配しちゃいましたが、
流石、三谷幸喜さん。

最後にはちゃーんとキレーに収まるところに収まって、
スッキリとエンディングです。

あれだけ登場人物がいて、
「あの人はどうなったんだ?」っていうのがないんですよ。

数多い登場人物の中で私が一番気に入ったのは、
筆耕係の右近(オダギリジョー)さん。

広ーーーいおでこに、オドオドとしたキャラが、
とってもイイ味だしてます。

小心者さ加減が、文字にバッチリ表れていました。

ちなみに私の旦那さんは、
オダギリジョーさんだとスグには気づかなかったらしいです。

あと、佐藤浩一さんがシブくてステキ!!!

実は狡っ辛い役柄なんですけれども、その狡っ辛ささえ
カッコよく見えてしまうくらいにステキです。

いやー、久々に爆笑できた邦画作品でした。

大満足です。

笑えるだけではなく、観終わったあと、
チョッピリ胸の奥がジンワリと温かくなる感じがしました。

『THE 有頂天ホテル』は、ますます三谷幸喜さんの
ファンになってしまった1本でした!!!

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